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どうする?小学生の夏休みの過ごし方 シングルマザーのお悩み解決法は(1/2ページ)

しばはし聡子しばはし聡子

2018/07/12

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イメージ/123RF

シングルマザーに限らず、小学生のお子さんをお持ちの働くママにとっては悩ましい時期となる夏休み。毎日学童? 家で留守番? お昼ご飯はどうする?! 頻繁に休暇を取るわけにもいかないし、旅行に連れて行くにも費用もかさみ、頭を抱えてしまいますよね。

ママが無理せず子どもが楽しめる夏休みにするには、どのように過ごすようにすればよいのでしょうか。

■保育園から一転、休みが多い小学校生活

普段と変わらず夏休みもいつでも預けることができていた保育園。保育園生活にすっかり慣れているシングルマザーにとって、小学校入学と同時に悩まされるのが長期休暇。

夏休み間近になると午前授業で給食もなくなり、終業式とともに40日間近くの長い長い夏休みが始まります。喜ぶ子どもと裏腹に、子どものことが心配になりながら仕事と両立するママの気持ちは複雑。

◆学童保育で過ごす?

子どもをどうやって過ごさせるか、真っ先に思いつくのは学童。学童保育が併設されている学校の場合は、学童で夏休みを過ごすことが可能です。お弁当を持たせれば朝から夕方まで学校でお友達と過ごすことができ、一人で寂しく家にいるということは防げます。

とはいえ、学童の開始時間は通常の登校時間より遅いことも多く、帰りも保育園ほど遅くまでは残れません。朝、子どもを置いて先に仕事に行かざるを得ないこともあれば、帰りは子どもが留守番を余儀なくさせることにも。

鍵の開閉や管理に慣れていない子どもに対しては、「ちゃんと鍵を閉められるかしら。なくさないかしら。家に帰ってひとり怖くないかしら」と心配が重なりますね。

そして、母親にとって負担となるのが日々のお弁当づくり。

学童には冷蔵庫やレンジがあるわけではないので、お弁当が傷まないように細心の注意を払わなくてはなりません。ただでさえ慌ただしい朝に、お弁当づくりが毎日加わるとなると、時間的にも精神的にも負担が大きくなっていきます。

◆民間学童

今では、学校併設の学童以外に、民間学童が多く見られるようになりました。夜遅くまで預かってくれるなど時間の融通が利いたり、専用バスで送迎してくれたり、安全面が確保されるだけではなく、日中も習い事の送迎をしてくれたり、中には民間学童の保育時間内に英語レッスンなど学ぶ機会があるところも。

とても魅力的ではありますが、当然その分費用もかさむため、シングルマザーにとってはハードルが高く、利用するのは難しい方も多いかもしれません。

◆家で留守番?

子どものなかには、「夏休みなのにどうして毎日学校に行かなくちゃいけないの?」「毎日朝から夕方まで行っている子は僕だけだよ。」と、毎日学童保育で過ごすことに飽きてしまったり、学童保育自体にどうしても馴染めないという子もいます。

子どもの出入り時間が自由な分、どうして僕だけ? 私だけ?という気持ちにもなりやすいのでしょう。

近所に祖父母が住んでいるなどサポート体制があればよいですが、過ごす場所の選択肢がない場合は、自宅で留守番というケースも。朝から晩までずっと一人で過ごさせることはもちろんのこと、お昼ご飯を一人で食べることになります。

子ども自身は案外寂しいとは思っていないものですが、一人で食事をするということに対しても胸を痛めるお母さんも多いのではないでしょうか。

高学年になると友達と連絡を取り合って遊びに出かけたり終日塾だったり、ある程度子どもが自分自身で生活管理をできるようになりますが、低中学年は特に心配な年代になりますね。

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この記事を書いた人

一般社団法人りむすび 共同養育コンサルタント

1974年生まれ。慶應義塾大学法学部卒。自身の子連れ離婚経験を生かし当事者支援として「一般社団法人りむすび」を設立。「離婚しても親はふたり」共同養育普及に向けて離婚相談・面会交流支援やコミュニティ運営および講演・執筆活動中。 *りむすび公式サイト:http://www.rimusubi.com/ *別居パパママ相互理解のオンラインサロン「りむすびコミュニティ」 http://www.rimusubi.com/community *著書「離婚の新常識! 別れてもふたりで子育て 知っておきたい共同養育のコツ」️

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