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元夫を呼ぶ or 呼ばない?! どうする子どもの学校行事〜共同養育コンサルタント​しばはし 聡子コラム〜(1/3ページ)

しばはし聡子しばはし聡子

2018/06/05

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イメージ/123RF

お子さんがいるご家庭では、入学式・授業参観・運動会など、年間を通しての学校行事はたくさん。こういった学校行事、みなさんは離婚後、元夫に声をかけていますか。

一切関わりを持っていない人もいれば、離婚後も普通に会話はできる人、さらには運動会で一緒にお弁当を食べることができる人など、事情によって元夫との関わりはさまざまだと思います。

では、子どもはどのように思っているのでしょうか。学校行事を通して離婚後の親子関係をみていきましょう。

■学校行事は誰のため?

学校行事は、親が子どもの様子を見るためだけではなく、子ども自身にとっても大切なイベント。最近では、イクメンといった子育てに熱心な父親が増えたことからか、平日にもかかわらず、夫婦揃って授業参観に参加している保護者や、なかにはお父さんだけという姿も見かけるようになりましたね。

◆子どもの様子を知るため

学校行事は、親にとっては学校生活や成長過程を垣間見ることができるとても貴重な機会です。特に授業参観は、授業中の様子はもちろんのこと、友達との関わり、休み時間の過ごし方など、家では見せない日常を知ることができるなど、多くの情報を得ることができます。今後の子育てに活かせる要素がたくさん詰まっていることから親のためでもあります。

◆子ども自身のため

一方で、子どもにとっては、自分の親が見にきてくれたことによる愛情確認や自分の頑張っている姿を見てもらえることはもちろんのこと、友達の親を見ることができる楽しみなイベントでもあります。

自分の親以外に誰の親が来ているか、どんな親なのかなど、興味津々で教室の後ろを振り返り、授業中も気が気ではありません。また、年齢が上がるにつれ、授業参観が終わった後に、自分の親が友達からどのように言われるかなど、評判を気にするようになることも。

自分自身を見てもらうことだけではなく、自分の友達を親に知ってもらうと同時に、友達に自分の親を知ってもらう重要な機会となるのです。

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この記事を書いた人

一般社団法人りむすび 共同養育コンサルタント

1974年生まれ。慶應義塾大学法学部卒。自身の子連れ離婚経験を生かし当事者支援として「一般社団法人りむすび」を設立。「離婚しても親はふたり」共同養育普及に向けて離婚相談・面会交流支援やコミュニティ運営および講演・執筆活動中。 *りむすび公式サイト:http://www.rimusubi.com/ *別居パパママ相互理解のオンラインサロン「りむすびコミュニティ」 http://www.rimusubi.com/community *著書「離婚の新常識! 別れてもふたりで子育て 知っておきたい共同養育のコツ」️

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