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田舎の集落は小さいほど居心地がいい!?

田舎暮らしの人間関係、温かくて心地いい? それともめんどくさい?(1/5ページ)

馬場未織馬場未織

2017/05/18

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田舎の近所づきあいはめんどくさい?


(c) ほじん – Fotolia

いろいろな場面で知り合う地方出身の方の半数以上は、週末田舎暮らしをしているわたしに「近所づきあいとかめんどくさくない? やることも決まりも多いし。自分は東京のほうが楽でいいわ」といいます。あなたは田舎のこわさを知らないね、という風に。

でも、わたし自身は、おかげさまでイヤな思いをすることなく、南房総の小さな集落で暮らし続けています。「めんどくさくない?」と言われている近所づきあいを負担に感じたことがそんなにありません。

やっぱりアレですかね、田舎のこわさを知らないからですかね! 笑。

つながりに苦しむ人、つながりに飢える人

つながるって、むずかしいですよね。

つながりに苦しんでいる人、つながりに飢えている人、いろいろいます。

そしていまは、田舎のつながりどころの騒ぎではない、毎日・毎時間・毎秒、SNSで人とつながれてしまう環境ができています。つながる相手は、友人だったり、仕事だったり、情報だったり。

起きている間中、肌身離さずスマホを持ち歩くのは、すなわち「つながり」の手綱を常に握りしめているようなものかもしれません。

ただ、田舎におけるリアルな「つながり」は、スマホの電源を切るようにぱっと生活から切り離すことができないものです。

そこで今回は、良くも悪くも話題にのぼる「田舎×つながり」について考えてみます。

次ページ ▶︎ | 田舎暮らしの人間関係を整理してみると? 

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この記事を書いた人

NPO法人南房総リパブリック理事長

1973年、東京都生まれ。1996年、日本女子大学卒業、1998年、同大学大学院修了後、千葉学建築計画事務所勤務を経て建築ライターへ。2014年、株式会社ウィードシード設立。 プライベートでは2007年より家族5人とネコ2匹、その他その時に飼う生きものを連れて「平日は東京で暮らし、週末は千葉県南房総市の里山で暮らす」という二地域居住を実践。東京と南房総を通算約250往復以上する暮らしのなかで、里山での子育てや里山環境の保全・活用、都市農村交流などを考えるようになり、2011年に農家や建築家、教育関係者、造園家、ウェブデザイナー、市役所公務員らと共に任意団体「南房総リパブリック」を設立し、2012年に法人化。現在はNPO法人南房総リパブリック理事長を務める。 メンバーと共に、親と子が一緒になって里山で自然体験学習をする「里山学校」、里山環境でヒト・コト・モノをつなげる拠点「三芳つくるハウス」の運営、南房総市の空き家調査などを手掛ける。 著書に『週末は田舎暮らし ~ゼロからはじめた「二地域居住」奮闘記~』(ダイヤモンド社)、『建築女子が聞く 住まいの金融と税制』(共著・学芸出版社)など。

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