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家を建てるときの大手メーカーと中小工務店の違い

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タイトルだけ見ると、内容がわかりにくいとは思いますが、企業の規模の大小や営業戦略などから長所・短所がそれぞれにあります。建築業者を選定するにあたり、そのあたりのことはとてもわかり難い事でもあります。

 

「打ち合わせの段階と話が違う」
「こんな事ができないとは思わなかった」
良く聞く話です。でも、当事者にとっては大問題です。

 

これからお話する事が、お役に立つことは間違いないと思いますが、100%正しいとはいいません。
ただ十分な指標になると思います。まずは、建築業の規模で長所・短所を比べてみようと思います。

 

1.中小工務店(中小メーカー)

 

昔からその地域で営業をしている、大工さん等が法人化した物がそのほとんどで、大多数の会社がある程度の地域内のみでの営業活動をしています。派手な広告活動よりも長い社歴や営業年数からの信用を基盤に仕事をしています。

 

一部後発のあまりよろしくない会社も紛れていますが、周辺のその会社に対する評判や、施工現場の職人さんなどから聞き取るだけでも判断はできます。面倒ですが、これはご自身の為に調べてください。

 

現在では、ほとんどの 建築資材・住宅設備 などは、会社の規模を問わずほぼ同じ値段で仕入れもできますし、大手メーカー等と遜色もありません。又、規定以外のオプションや規格外の工事・などは、得意とする会社が多いです。

 

大手のように部署などが細分化されていないため、ほとんどの場合2~3名の担当者で工事終了までお付き合いできますし、工事に対する会社のルールや規制もそれ程厳しくありません。規定どおりの住宅では満足できない方には、こちらがお勧めです。

 

苦手とするものは、当然莫大な開発費用を必要とする最先端の技術や設備でしょう。もちろん ブランド力 についても、大手さん側に軍配があがります。

 

2.大手メーカー

 

財閥系のメーカーや、大手他業種からの参入など沢山のパターンがありますが、ほとんどの企業が営業規模を全国的に拡大し広告費も莫大にかけて営業をしています。営業戦略的には、最先端の技術 で売っている企業独自の工法・提案 で売る企業 低価格・低コスト で売る企業と多種多様です。いずれにしても、広告に戦略をのせて営業活動の中心としています。

 

大手メーカーの評判などを取るのは非常に難しい作業です。ですから、その会社の現場の職人さんから(何件か)聞き取りのほうが良いと思います。ベストなのは、完成住宅に住んでいる方から話が聞ければなおいいです。

 

なんと言っても最先端の設備・最新の意匠・ブランド力、ここに魅力を感じている方にはこれ以上の良さはないかと思います。又、大手という安心感も付加されます。打合せ・契約から引渡しまで、豊富なアイテムを使いスマートに進行してくれますし、その満足度も かなりのレベルになるでしょう。

 

製品の大部分が、かなり高額になります。これは、前の説明からも推測いただけるでしょう。会社の規模が大きくなりますから、工事に対するルールや規制は厳しくなります。このあたりでもめてしまう話は良く聞きます。

 

工事の担当者も多くなりますから、お客さんも何を誰と話したか誰に言えばいいのか意外と大変です。
当然、人が増えた分だけ トラブル の確立は上がります。

 

わかりやすい大きな部分を書き出してみました。簡単な比較でしかありませんが、十分な情報ともいえるのではないでしょうか?また、「建築業界」のお話は別角度からお届けしようと思います。

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この記事を書いた人

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