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新型コロナウイルスで注目度アップ ! タブレットを水に溶かすだけ「次亜塩素酸水」の使い勝手(3/3ページ)

小川 純小川 純

2020/05/22

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こうした問題をクリアし、現在、発売されているのは、0.5g=500mlのスプレーボトル用と1.3g=4.5Lの常設型噴霧器用の2種類。


左)ジアグリーン タブレット500(0.5L用/5包入)1925円/右)ジアグリーン タブレット5000(5L用/10包入)4950円(いずれも税込み))

タブレットの開発と合わせて、ハンディの専用スプレーボトルの『シュッシュ』も開発。『シュッシュ』はワンプッシュで定量(1.25cc)を噴射すると同時に次の噴射定量をチャージする仕組みで、使い勝手はガスによって噴射するスプレーボトルのような感じで、ボトルを逆さにしてもご利用できる。 


左)ジアグリーン「シュッシュ」 ミストスプレー(蓄圧式定量噴射) スプレーボトル本体+タブレット2錠付 2200円(税込)/右)ジアグリーン「プランジェ」 超微粒子次亜塩素酸水噴霧器 5万7200円(本体のみ・税込)

ミクロの超微粒子で空間を除菌消臭

一方、据置型噴霧器の『ブランジェ』は、超微粒子の状態で次亜塩素酸水を発生させ、室内の空気を除菌・消臭するというもの。

「ブランジェは、食品工場、高齢者施設、病院、自動車ディーラーなどで採用されています。食品工場ではカビの発生がなくなったといったお声をいただきました。また、高齢者施設ではトイレの近くに設置したところ、トイレの臭いがしなくなったということです」(前出・霜田さん)

このフランジェのこだわりは、1ミクロンの超微粒子にこだわったことにある。霜田さんがこう説明する。

「特殊な振動体によって1ミクロンという超微粒のミストは、ほとんど自に見えないもので、空気のように軽く、落下せずに空気中に残ります。そのためその一体の空間は常にゾーンディフェンス状態で除菌されます。また、室内の隅々まで行き渡り、粒子が天井、壁、カーテン、床に付着して、除菌・消臭の効果を発揮します。喫煙室などで使用すれば壁に染みついた臭いを引き剥がしてくれます。ただ、除菌・消臭だけで汚れが落ちるということはありません」

こうしたことから次亜塩素酸は賃貸住宅における環境管理のために、大手賃貸住宅管理会社やエレベーター管理会社に導入もされている。

「エントランスやエレベーターに設置すれば室内を常にクリーンに保ち、外から入ってきた人の服に着いている除菌効果は得られると思います」(霜田さん)

エントランスやエレベーター内がまさにクリーンルームの役割を果たすようになるというわけだ。共有スペースのウイルス対策を行いクリーンで、安心安全な状態にしておくことも、他の賃貸住宅との差別化につながるだろう。

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この記事を書いた人

編集者・ライター

週刊、月刊誌の編集記者、出版社勤務を経てフリーランスに。経済・事件・ビジネス、またファイナンシャルプランナーの知識を生かし、年金や保険など幅広いジャンルで編集ライターとして雑誌などでの執筆活動、出版プロデュースなどを行っている。

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