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物件購入と住宅ローン融資の手続きを網羅

中古マンション購入の流れは? 物件探しから住宅ローン融資までが一目でわかる!(2/4ページ)

小島淳一小島淳一

2017/06/01

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諸費用の負担を忘れずに!

もうひとつ、購入予算で気をつけていただきたいのは、諸費用(諸経費)の負担です。中古マンションを購入する場合、物件価格以外にも諸費用と呼ばれるお金がかかります。

住宅ローンの借入れ金額と自己資金を合わせた金額が、住宅購入の総予算ということになりますが、その総予算ギリギリの物件価格のマンションを購入できるわけではありません。

諸費用の目安は、物件価格の7〜10%と言われていますから、その分の資金は諸費用の支払いのために必ず残しておくようにしましょう。

中古マンション選びはに衝動買いに要注意!

物件探しを始めて、気になる物件が見つかったら、必ず見学(内見)に行きましょう。できるだけ、多くの中古マンションを見て、相場観や物件を見る目を養うことをおすすめします。

不動産会社の営業マンはすぐに契約がほしいので、「こんないい物件はもうありませんよ」とか「ほかのお客さんが購入を検討しています。早く決めないと取られてしまいます」といった言葉で煽ってきますが、衝動買いをして後悔することのないよう、慎重に検討してください。

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購入申し込みと住宅ローンの事前審査


© Monet – Fotolia

購入する物件が決まったら、購入申し込みをします。住宅ローンの事前審査も同時に受けておきましょう。事前審査の結果が出るまでには、だいたい1週間くらいかかると考えておいてください。

住宅ローンは、自分で好きなものを選ぶこともできますし、不動産会社の提携ローンを利用することもできます。提携ローンの場合、優遇金利で融資を受けられる場合もありますし、手続きなどは不動産会社がサポートしてくれるので、どうしてもこのローンを利用したいといった場合でなければ、提携ローンの利用を検討してみてはいかがでしょうか。 

また、自分で住宅ローンを選ぶ場合には、ひとつ注意点があります。それは、融資実行日のタイミングです。

通常、不動産取引では、物件の購入代金を支払う決済日と融資実行日を同じ日にします。そのため、融資を申し込む金融機関に、融資実行日を決済日と同じタイミングにしてもらえるかどうかを確認しておかなければなりません。

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この記事を書いた人

ファイナンシャルプランナー(日本FP協会認定)、相続診断士

1970年生まれ。神奈川県海老名市出身。 早稲田大学商学部を卒業後、93年、「海賊とよばれた男」の出光興産株式会社に入社。特約店経営改善計画からマーケティング・SS現場の増客増販まで一連のガソリンスタンド事業に携わる。福島県山間部での集客イベントでは3日間でガソリン10万ℓを売上、全国優秀店表彰へ導く。 その後、2000年にヘッドハンティングされソニー生命に入社。社内表彰やMDRTに連続入会、営業職最高位エグゼクティブライフプランナーに認定される。 現在は、金融機関に属さない独立系FP会社:ライフワーク株式会社の代表として、リスクマネジメントコンサルティングを中心に、各種セミナー講師として活躍中。

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