自宅を新築した夫婦がDIYでタイル貼りや外壁板塗装に挑戦! 苦労も吹き飛ぶその仕上がりは?(5/7ページ)
嶋崎都志子
2017/01/26
薪ストーブ周り/壁面レンガ/床面テラコッタタイル
薪ストーブ下の床はテラコッタタイルを貼った
床面のタイルは、水平器を使いながら1枚ずつセメントで貼っていきます。通常のタイル貼りと同じように、タイルとタイルの間に専用の目地剤を入れて、余分な目地剤を濡れスポンジで拭き取って完成です。
耐火性を考えて、ストーブ背面はレンガ貼りにしたそうです。壁面用の厚さ1cmくらいのレンガに、たっぷりとセメントをつけて1枚ずつ押し付けながら貼っていきます。最後に、はみ出てきたセメントをヘラでならしたら完成です(タイルのように後入れ目地剤は不要)。
テラコッタタイルもレンガも、そのまま使うと接着剤となるセメントの水分を吸ってしまうので、必ず半日くらい水につけておいてから使用するようにしてください。
■気に入っているところ
「イメージ通りのラフな仕上がりが気に入っています」
■苦労したところ
「平滑な面のテラコッタタイルではなかったので、床のレベル(角度や高さ)に合わせながら水平器を使うのが手間でした」
外壁板塗装/杉材にオイルステイン塗装
外壁板の塗装は家族総出で。時間の経過とともにまるで家具のように色合いが変化していく
外壁板に使った杉板は、工務店の作業場の一部を借りてオイルステンの塗装作業を行なったそうです。
防水性、耐候性、防虫性に優れた外壁用のオイルステインを、ローラーやコテバケで杉板に1枚ずつ塗装していきます。外壁は家を守る大切なものなので、たっぷりと二度塗りすることがポイントだそうです。ただ、5年に一度は足場を組んで塗り直しする必要があります。
■気に入っているところ
「木の家具のように経年変化を楽しめるところがいいですね」
■苦労したところ
「杉材の長さが2〜3mと長く、家族総出で持ち上げたりひっくり返したりの作業を300枚近く行ないました」
この記事を書いた人
DIYアドバイザー、インテリアコーディネーター
ハウスメーカーや内装会社などでの施工現場経験を活かし、雑誌、テレビのDIY監修やプチリフォームのアドバイスを行なっている。著書に「初めてでも自分でできる住まいの修繕とメンテナンス」(成美堂出版)など。