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マンションは「住み心地」で選んではいけない! その3つの理由とは?(2/4ページ)

市川 貴士市川 貴士

2017/01/12

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住み心地で選んではいけない3つの理由

住まいを選ぶとき、多くの人は無意識のうちにふたつの判断基準を持っていると私は考えています。それは、「住み心地」と「資産価値」です。

しかしながら、資産価値に注目して立地を選んでいる人は少ないというのが私の実感です。立地を決め手にしてマンションを選んだ人のなかには、「実家が近いから」「よく知っている地域だから」「公園や便利な施設が近いから」といった住み心地から考えている人が多いのです。

そもそもマンションの購入を考える際に、お客さんの立場に立てば、自分がよく知らないエリアの物件を敬遠してしまうのは当然と言えば当然でしょう。そのため、「実家が近い」とか「いま住んでいる家に近い」といった血縁や地縁を理由に何となく選んでしまう人が多いのは、ある意味でしかたのないことかもしれません。

ですが、長年、不動産の世界で生きてきた私からすると、それは本当に「もったいない」と言わざるを得ません。マンションは資産価値を重視して選ぶべきというのが不動産のプロとしての私の考えだからです。
なぜマンションを選ぶときに、住み心地よりも資産価値を重視することをおすすめするのか、それには3つの理由があります。

次ページ ▶︎ | <理由1> 「住み心地」は変わっていくもの

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この記事を書いた人

株式会社国際不動産エージェント 代表取締役社長

宅地建物取引士。公認不動産コンサルティングマスター。 1961年生まれ。東京外国語大学中国語学科卒業。 84年、株式会社リクルート入社後、株式会社リクルートコスモス(現コスモスイニシア)へ転籍。25年間の在籍中、不動産営業・マーケティング・商品企画に従事。その後、海外不動産の販売に従事し独立。世界各国の不動産の視察、販売を行なうほか、セミナー講師としても活躍。 30年のデベロッパー経験を活かし、独自の不動産マーケティング理論を組み合わせた分析を得意とする。14ヵ国38都市の不動産を視察し、現在も毎月海外視察を継続中。わかりやすい解説と不動産マーケットを知り尽くした深い視点からの語りが好評。

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