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家づくりの設計・見積もり時の注意点(8/11)

プロの業者も見落としがちな室外機、給湯器などの配置に注意(3/3ページ)

山田章人山田章人

2016/01/28

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デザイン性よりも安全性を

もちろん、上下階の輪郭が違ったり、円形の壁を取り入れたり、デザイン性を考慮した建物が好きだという人もいるでしょう。もちろん、そのようなデザインがダメだといっているわけではありませんし、設計士は建て主の思いを優先させてそのような図面を提出してくることもあると思います。強度が弱くなっても、建築基準法をクリアしていれば建設は可能です。

しかしこれでは、震災被害を受けやすく、ひいては周囲に迷惑をかけてしまう可能性も否定できません。このような安全性についても丁寧に説明してくれる業者かどうかは、きちんとチェックしましょう。

 

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この記事を書いた人

一級建築士

5人建築家コンペでの家づくり 家escort京都 代表。 省エネ住宅診断士。 一級建築士事務所にて、神社仏閣から商業建築、住宅まで幅広く設計監理業務に従事した後、独立。2005年より、それまでの経験から、いい建物づくりには住まい手と設計者、施工者の相性のよい結びつきが不可欠と考え、住生活エージェントに専念。 住まい手が、自ら相性の良い建築家と施工者を選び出すのは至難の業であるという考えのもと、住まい手目線を基準に最適な建築家と施工者を結びつける代理人を目指す。自らの立場を、販売代理店ではなく、購入代理店と位置づけている。住まい手にとって最適な住宅とは何かを考え、老後までを考えた資金計画、不動産業者とは違う目線での土地探し、まだ施主様すら気づいていない好みや個性を引き出し最適な空間を生み出す工夫など、家づくりの準備を充実させることによって、結果、生涯心地のよい住まいを手に入れていただくことをミッションとして活動している。

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