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ポイントは3つ!

2019年1月、地震保険値上げ 損をしないために進める準備の基本(3/4ページ)

平野 敦之平野 敦之

2018/06/19

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■地震保険の改定に向けてしておくこと

2019年1月の地震保険の改定では、一部の地域で保険料が値下がりします。これらの人は慌てて何かする必要はありません。

値下げ及び改定幅が0の道府県
・北海道、青森県、新潟県、岐阜県、京都府、兵庫県、奈良県
・大阪府
・愛知県、三重県、和歌山県
・愛媛県(ロ構造)イ構造はプラスマイナス0

上記以外の都県は保険料が値上げです。

現在の契約の満期日がいつなのかによりますが、2018年12月中に一旦解約、改めて同日付で契約し直すことを検討するといいでしょう。秋口以降くらいには損害保険会社もしくは担当の保険代理店で試算ができるようになります。解約した場合には日割り解約にはなりませんが一定の計算で残りの期間分については保険料が返金されます。

資金のやりくりに問題がなければ、5年契約で保険料は一括払いにすると一番お得になります。

■地震保険は2019年6月に満期になる人が多い

2019年1月の改定は3段階の2回目と言いましたが、この3段階の改定の前に地震保険の改定があったのは、2014年7月です。

この改定前に5年の長期契約をした人は、2019年6月に満期を迎えます。改定の半年後になるので、自分で現在の契約を確認して、自分の方から保険会社や保険代理店に声を掛けるようにしてください。

また2018年12月というとまだ先のようで意外と時間がありません。一戸建ての人は自分で決められますが、マンション管理組合などの場合、金額が大きいので影響も大きいのと意思決定の時間がかかるので早めに動いてください。

一括払いにする場合には、一戸建てでもマンションでも一時的な資金負担があるので、その資金捻出の問題もあります。

次ページ ▶︎ | 3段階の改定の3回目は? 

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この記事を書いた人

平野FP事務所 代表 CFP ®認定者、1級FP技能士、宅地建物取引士、住宅ローンアドバイザー

東京都出身。証券会社、損害保険会社を経て実務経験を積んだ後に1998年から独立して活動をはじめてFP歴20年以上。また相談業務を受けながら、中小企業の支援にも力を入れている。行政機関や大学での非常勤講師、企業研修などセミナーや講演も多数。メディアでの執筆記事も多く、WEBに公開されているマネー記事は550本以上。2016年にお金の情報メディア「Mylife Money Online」の運営を開始。主な著書に「いまから始める確定拠出年金投資(自由国民社)」がある。誰もが自分らしい人生を安心して豊かに過ごすため、「お金の当たり前を、当たり前に。」をモットーに活動中。「Mylife Money Online」のURLはコチラ→ http://mylifemoney.jp

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