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住宅ローン控除をフル活用したい!

共働き夫婦が住宅ローン控除を最大限に受けるための住宅ローンの借り方(4/4ページ)

小島淳一小島淳一

2017/07/06

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共働き夫婦が住宅ローン控除をフル活用するには?

上述したように、共働きの夫婦が住宅ローン控除を最大限活用するには、「ペアローン型」か「連帯債務型」で借り入れをすればよいことになります。

「ペアローン型」と「連帯債務型」のどちらが有利かについては、たとえば借入可能額を最大にしたいなら「ペアローン型」がよいなど、借入金額や収入によって変わってくるだけでなく、事務手数料の負担や団信以外の生命保険に加入するかどうかといったポイントも影響してきます。

ファイナンシャル・プランナーなどの専門家に相談して、シミュレーションした上でどういった借り入れ方法を取るかを検討してみてはいかがでしょうか。

夫婦で住宅ローンを組むときの注意点

夫婦で住宅ローンを組む際には、注意すべき点があります。それは「夫婦それぞれの出資割合に応じて持ち分を設定しなければならない」ということです。

たとえ夫婦であっても、持ち分が適正でないと税務署が判断すれば、贈与税の課税対象となってしまいますので、十分に注意してください。

また、妊娠や出産で妻の収入が減ってしまうこともあるでしょう。

たとえば、子どものいない若い夫婦が収入合算を使って、借入可能額ギリギリのローンを組んでしまうと、将来的に家計が非常に厳しくなってしまう場合もあります。

現在の収入だけを見て住宅ローンを組むのではなく、共働きをずっと続けるのか、出産、育児をどうするのかといった点をご夫婦でしっかり話し合い、将来の生活を考えた上で無理のない借り入れをしていただきたいと思います。

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情報提供元:アルヒマガジン( https://magazine.aruhi-corp.co.jp/
記事名:「共働き夫婦が最大限“住宅ローン控除”を受けるための賢い住宅ローンの借り方とは」( https://magazine.aruhi-corp.co.jp/0000-1010/ )
(元記事公開日 2017/06/06)

 

 

 

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この記事を書いた人

ファイナンシャルプランナー(日本FP協会認定)、相続診断士

1970年生まれ。神奈川県海老名市出身。 早稲田大学商学部を卒業後、93年、「海賊とよばれた男」の出光興産株式会社に入社。特約店経営改善計画からマーケティング・SS現場の増客増販まで一連のガソリンスタンド事業に携わる。福島県山間部での集客イベントでは3日間でガソリン10万ℓを売上、全国優秀店表彰へ導く。 その後、2000年にヘッドハンティングされソニー生命に入社。社内表彰やMDRTに連続入会、営業職最高位エグゼクティブライフプランナーに認定される。 現在は、金融機関に属さない独立系FP会社:ライフワーク株式会社の代表として、リスクマネジメントコンサルティングを中心に、各種セミナー講師として活躍中。

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