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一緒に住んでいるのに親権がないと親子と認められない理不尽さ(3/3ページ)

しばはし聡子しばはし聡子

2020/10/21

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■ご自身が心がけていることはありますか。

この3年は本当に想像を絶することがいろいろ起きましたが、子どもは毎日成長していくので、悲しんだり、嘆いたりしている場合ではなかった、というのが現実でした。子どもの笑顔のために頑張っているつもりでしたが、結局は子どもの存在に私の方が助けられているんだと思います。

自宅に取り立てが来たり、警察が来たり、普通に考えたらとんでもない状況だったと思いますが、まぁ、仕方がなかったと思って楽しく過ごしています。


■最後に、ご自身のビジョンやこれからの人生はどのように過ごしたいですか。

子どもたちもだいぶ大きくなり自立してきました。これからもそれぞれが好きなことをしながら楽しく過ごしていきたいです。

私自身、一緒にいて楽しいパートナーはいた方がいいと思いますが、再婚となると子どもたちもいるし、新しい家族の形をまた0から作っていかないといけないですから、大変なこともありますよね。それを一緒に楽しめるような人がいれば、最高ですね(笑)。

私は、国家公務員の家庭で金銭的にも精神的にも安定して育ててもらったので、理想の家族は自ずと自分の両親の作ってくれた仲良しで安定した家族でした。それでも惹かれて選んだのが安定とはかけ離れた青年実業家だったので、ギャップが面白くもあり、大変でもありました。

両親も親戚もまわりで離婚している人がいない環境だったので、まさか自分が離婚するなんて夢にも思っていませんでした。私自身が一番驚いています。

最近は、気持ちにも余裕が出てきたので、仕事も徐々に増やしつつ、新しい地域で友達や飲み仲間も作っていきたいですね。今までずっと子育てをしてきた引っ越し前の地域の友達も、私たち親子にとって宝物なので、ずっとつながっていたいです。

人生何が起きるかわかりません。どんな逆境も笑って過ごせばなんとかなるものです。

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この記事を書いた人

一般社団法人りむすび 共同養育コンサルタント

1974年生まれ。慶應義塾大学法学部卒。自身の子連れ離婚経験を生かし当事者支援として「一般社団法人りむすび」を設立。「離婚しても親はふたり」共同養育普及に向けて離婚相談・面会交流支援やコミュニティ運営および講演・執筆活動中。 *りむすび公式サイト:http://www.rimusubi.com/ *別居パパママ相互理解のオンラインサロン「りむすびコミュニティ」 http://www.rimusubi.com/community *著書「離婚の新常識! 別れてもふたりで子育て 知っておきたい共同養育のコツ」️

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