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コロナで外出自粛|夫婦仲で悩むのはママだけではなくパパも!?(3/3ページ)

しばはし聡子しばはし聡子

2020/04/17

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◼外出自粛期間にできること

さて、前置きがだいぶ長くなりましたがそろそろ本題に。

この自粛期間、今までの夫の言動のツケだと過去を恨み、夫を受け入れず、冷戦のような外出自粛の日々を続けていくことと、お互い少しずつでも歩み寄りながら過ごす日々を重ねること、どちらが1日1日幸せに過ごせるでしょうか。

頭の中で「こんな人とは離婚してやる」と考えるのは自由です。ただ、子どものいるご家庭での離婚って、相手と赤の他人になれるわけではなく親同士の関係は一生続きます。

しかも、今は有事。身体的なDVなど早急に適切な対応が必要なケースもありますが、そうではない場合、しばらくの間ともに過ごさなくてはいけないのは変わらないのであれば、相手のいやなところ探しをするよりも、関係性をよくしていくことに力を注いでみてはいかがでしょう。

まずは、朝笑顔で「おはよう」から。そして、「ありがとう」を。実にシンプルなことからです。

相手の変化を待つ前にまず自分から。どちらからでも、むしろ先にされた方の方がアッパレです。夫婦だからこそ譲れない、歩み寄れない、相手の対応を期待して期待外れだと怒りになるということも多いですが、できる限りのことやってみて、それでもダメなら別居や離婚という選択肢を考えてみるのもひとつです。

◼ときに第三者を頼ることも

とはいえ、凍りついた夫婦がいきなり歩み寄るって勇気がいることだと思います。さらには、歩み寄るには自分のつらい気持ちを解放し楽になることも大切。共感してくれる、受け入れてくれる存在が必要です。

・夫が在宅勤務になり毎日家にいてしんどい

・妻子が結託していて家で居心地が悪い

・不機嫌な妻にどう接すればいいか分からない

・子どもの前で喧嘩してしまう

・子連れで家を出てしまいたい

などなど、夫婦関係でつらい思いをされているパパもママも。

激しい喧嘩が勃発する前に、子どもが不安定になってしまう前に、カウンセラーなどに相談してみるのもひとつです。一人で悩まず専門家の力を借りてもいいんだよ、と自分を楽にしてあげてくださいね。

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この記事を書いた人

一般社団法人りむすび 共同養育コンサルタント

1974年生まれ。慶應義塾大学法学部卒。自身の子連れ離婚経験を生かし当事者支援として「一般社団法人りむすび」を設立。「離婚しても親はふたり」共同養育普及に向けて離婚相談・面会交流支援やコミュニティ運営および講演・執筆活動中。 *りむすび公式サイト:http://www.rimusubi.com/ *別居パパママ相互理解のオンラインサロン「りむすびコミュニティ」 http://www.rimusubi.com/community *著書「離婚の新常識! 別れてもふたりで子育て 知っておきたい共同養育のコツ」️

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