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【インタビュー】「父も母も大好きな息子がどちらかと会えなくなるなんて考えられない」(1/3ページ)

しばはし聡子しばはし聡子

2019/08/06

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さまざまなカタチで離婚後も両親で子育てを行っているママの実体験を記事化したシリーズ。今回は、当初より迷いなく共同養育を実践されてきたママを直撃インタビューしました。

■共同養育をするようになった経緯をお聞かせください。

別居になったのは息子が小学校6年生の時でした。私が一戸建のスタジオを構え、その2階に生活できる場ができたことが大きかったと思います。

夫婦が別れたからといって息子がどちらかと会えなくなるということはまったく考えていなかったので、本当に自然の流れでしたね。

■どうしてスムーズに共同養育を行えるようになりましたか。

別居する際これといった取り決めはしていませんでしたが、息子は小さい頃から「父さんも母さんも大好き!!」という思いの強い子だったので、どちらかと会えなくなるということはまったく考えていませんでした。

夫婦が別れることになっても息子が父親も母親も偏見なく愛せる状況をつくることが私自身の課題だと思っていましたから。また息子のことが大好きな元夫から子どもを奪うことはあってはならないと考えていました。

■現在、どんなカタチで共同養育を行っていますか。

息子は車で5分ほどの元夫の家で週2,3日過ごし、私のところで週4,5日過ごすという生活を最近まで繰り返していました。そのため荷物がどちらの家にあるのかわからなくなることにストレスを感じている時期もありました。

「面倒ならやめれば?怒らないから好きなようにしていいんだよ」と言っても自らその生活を続けてきました。大学3年となった今年4月から息子も行ったり来たりをそんなにしなくてもいいのかもと思い始めたのか、ずっと私のところにいるようになりました。

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この記事を書いた人

一般社団法人りむすび 共同養育コンサルタント

1974年生まれ。慶應義塾大学法学部卒。自身の子連れ離婚経験を生かし当事者支援として「一般社団法人りむすび」を設立。「離婚しても親はふたり」共同養育普及に向けて離婚相談・面会交流支援やコミュニティ運営および講演・執筆活動中。 *りむすび公式サイト:http://www.rimusubi.com/ *別居パパママ相互理解のオンラインサロン「りむすびコミュニティ」 http://www.rimusubi.com/community *著書「離婚の新常識! 別れてもふたりで子育て 知っておきたい共同養育のコツ」️

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