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【インタビュー】「別れを悲しませるくらいなら父親に会わせないほうがよいのでは?」悩んだ時期もあったー原体験をもとに支援の道へー(4/4ページ)

しばはし聡子しばはし聡子

2019/07/17

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■ご自身のこれからの夢やビジョンがあれば教えてください。

離婚とともに「自分で養っていかなくては」という焦燥感に襲われていましたが、もっと長期的な視点で今何に時間を使うべきなのかを考えながら生活をしていきたいと思っています。

まずは育児。娘が幼い時代はあっという間に過ぎてしまいます。今は育児に十分時間を費やしたいですね。

子どもの存在って自分自身もリラックスできる相手。自分のことを好きでいてくれるが故に甘えてしまいがちで、仕事で頑張りすぎると子どもに対して頑張れなくなってしまうんです。子どもに頑張れる時期は限られていますし、離婚という辛い経験をさせてしまっているからこそ、子どもの成長を見守っていくことを大切にしていきたいです。

自身の取り組みとしては、原体験を生かして世の中の役に立ちたく今後共同養育の実践や普及に向けた活動していきます。離婚の残務処理に追われ自責感情に襲われていたなか、この体験を生かせるのはこれだ!とビビっときました。

私もそうでしたが、同じ経験をしているからこそ伝えられる言葉に人は心を動かされるんですよね。

別居・離婚後の子育てや親同士の関係に苦しんでいる人たちに私の原体験が役に立てるのであれば、こんなにありがたい経験はありません。人生は一度きり。これから先、経済的な報酬だけではなく、やりがいも見い出しながら自立していきたいと思っています。

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この記事を書いた人

一般社団法人りむすび 共同養育コンサルタント

1974年生まれ。慶應義塾大学法学部卒。自身の子連れ離婚経験を生かし当事者支援として「一般社団法人りむすび」を設立。「離婚しても親はふたり」共同養育普及に向けて離婚相談・面会交流支援やコミュニティ運営および講演・執筆活動中。 *りむすび公式サイト:http://www.rimusubi.com/ *別居パパママ相互理解のオンラインサロン「りむすびコミュニティ」 http://www.rimusubi.com/community *著書「離婚の新常識! 別れてもふたりで子育て 知っておきたい共同養育のコツ」️

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