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直撃レポ! 別居・離婚を経験したパパママが集うオンラインサロンコミュニティの実態(2/2ページ)

しばはし聡子しばはし聡子

2019/04/09

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■子どもがいろんな大人と触れ合える

コミュニティでのイベントでは、すべてお子さん連れ大歓迎。もちろん、実のパパと関わることが優先ですが、会わない日にママと子どもでワンオペ育児は煮詰まることも。そんなとき、イベントなどに子連れで行けば、大勢のパパやママがみんなで子どもを見てくれるので気分転換にもなります。

また、子どもにとっても、初めましての大人や子どもと接する機会が増えることも良い経験になりますね。なかには、ママが参加できないご家庭では、近所のパパさんがお子さんを連れてきてくれたり、そこには心あたたまる「助け合い」が存在しています。

■料理自慢はもはやパパが

先日開催されたのが持ち寄りパーティ。フリースペースを借りて各々が手作りの料理や買ってきた食べ物を振舞います。驚いたことに、パパたちの手作り率の高さ。唐揚げ、ローストビーフ、鮭フレーク、さらには自ら魚をさばいたという散らし寿司などなど、前日から仕込みをしてソースまで手作りして持参してくるパパ達が多いこと。

また、持ち寄りパーティをする機会がなかったパパ達が、何を持ってこようかあれやこれや迷いながら、みんなのために一生懸命考えて持ってくる様子も微笑ましい様子。

逆に、ママは子どもを連れてくるだけで精一杯。お菓子パンを買ってきたり敢えて作らない力が抜けた感じも、コミュニティの心地よさを物語っています。

話す内容といえば、別居や離婚の悩みだけではなく、仕事や趣味、さらには恋の話など、大人になって「子どものいる家庭での別居離婚」という共通項を持って集まったサークルのようで和気あいあいと終始笑顔で過ごしているのが印象的でした。

■さいごに

離婚を迷っているママや、離婚後に元夫と関わりたくなく子どもを会わせたくないと思っているママ。

「会わせなくちゃダメ」などと頭ごなしにアドバイスなど行いません。同じ気持ちを乗り越えてきたママ達もたくさんいるので、思いを共有しながら共同養育に向けて一歩考える機会にしてみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人

一般社団法人りむすび 共同養育コンサルタント

1974年生まれ。慶應義塾大学法学部卒。自身の子連れ離婚経験を生かし当事者支援として「一般社団法人りむすび」を設立。「離婚しても親はふたり」共同養育普及に向けて離婚相談・面会交流支援やコミュニティ運営および講演・執筆活動中。 *りむすび公式サイト:http://www.rimusubi.com/ *別居パパママ相互理解のオンラインサロン「りむすびコミュニティ」 http://www.rimusubi.com/community *著書「離婚の新常識! 別れてもふたりで子育て 知っておきたい共同養育のコツ」️

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