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直撃レポ! 別居・離婚を経験したパパママが集うオンラインサロンコミュニティの実態(1/2ページ)

しばはし聡子しばはし聡子

2019/04/09

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みなさん、自分の元夫と同じパパ側の立場の人たちと関わる機会ってありますか。シングルマザー同士の集いなどは行く機会があるかと思いますが、離婚しても親として関わっていく以上、相手を知ることも重要です。

そんななか、別居や離婚を経験したパパとママが集まるオンラインサロンがあるのをご存知ですか。サロンの実態、そして先日開催された持ち寄りパーティイベントを直撃レポします。

■オンラインサロンの概要

一般社団法人りむすびが運営するオンラインサロン「りむすびコミュニティ」。

「争うよりも歩み寄りを」をモットーに、離婚をしても両親が子育てに関わる「共同養育」を実践するために相互理解をするためのコミュニティです。

*「りむすびコミュニティ」*

http://www.rimusubi.com/community

主にFacebookの非公開ページでの交流、月1回のオフ会やzoom交流会を行い、別居・離婚後の子育てや親同士の関わりについて悩みや経験を共有し、遠方の方も交えて相互理解をはかる場となっています。

2019年4月現在で会員は60名(男性35名、女性25名)。パパもママも別居や離婚を経験した同士として、自分の夫や妻には聞けないホンネを知ることができたり、各々によって心地よい距離感でいられる「居場所」としての機能も果たしています。

■パパとママが集うメリット

どちらか一方だけの立場で集まると、つい相手の悪口になったり自分たちに都合の良い意見が偏りがち。離婚しても子育てを通して相手と関わっていくためには、相手を理解することが共同養育への近道です。

会員は、最初から面会交流に前向きだったママもいれば後ろ向きだったママも。これから離婚を考えている人や子どもと会うことを制限されているパパも。

面会交流に後ろ向きだったママは、「他人でパパと同じ立場の人と関わることで「パパがこんな辛い思いをしているとは知らなかった。少し優しくしてあげようと思う」と変化が生まれたとのこと。

また、子どもに会えず妻を責めていたパパは、「正論で追い詰めると逆効果だとママ達の意見を聞いて気付いた」と。

このようにいろんなパパママが意見交換することで男女での考え方の違いを理解し快方へ向かうきっかけづくりにもなります。

また、これから離婚を考えている人にとっては、離婚後の子育てや共同養育のことを経験者から聞けることはとても有意義ですし、すでに離婚を経験している人にとっては、自分の経験が誰かの役に立つことで、自身の辛かった過去を消化できるといったメリットもあります。

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この記事を書いた人

一般社団法人りむすび 共同養育コンサルタント

1974年生まれ。慶應義塾大学法学部卒。自身の子連れ離婚経験を生かし当事者支援として「一般社団法人りむすび」を設立。「離婚しても親はふたり」共同養育普及に向けて離婚相談・面会交流支援やコミュニティ運営および講演・執筆活動中。 *りむすび公式サイト:http://www.rimusubi.com/ *別居パパママ相互理解のオンラインサロン「りむすびコミュニティ」 http://www.rimusubi.com/community *著書「離婚の新常識! 別れてもふたりで子育て 知っておきたい共同養育のコツ」️

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