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週末は田舎暮らし! を始めよう(19)

実際どれくらいかかるの? 週末田舎暮らしのリアルなコスト(2/3ページ)

馬場未織馬場未織

2016/06/24

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●電気・ガス、水道など
月に3週末通うとしたら、6日間滞在です。こちらはなかなか試算しにくいですが、電気代2500円/月、水道代1000円/月、ガス代1500円/月程度とします。

となると、光熱費は月5000円です。

ひとまずこれらを足し合わせると、月にかかるのは5万4740円。

光熱費は、もうひとつの家に住んでいようとかかるものなので差し引くとしても、5万円程度の出費です。

みなさんにとって、家計にしめる5万円というのは、どの程度の大きさでしょうか。おそらく、「これはちょっと厳しい」と思われる方が多いと思います。

加えて、家のメンテナンス費や、農業用資材費、農業用燃料費などもかかってきます。

ただ、食材については、畑仕事を頑張ったり地元のものを買ったりすると、各段に安く、豊かになることが考えられますね。

都市生活での出費はどれくらい?

それでは次に、都市生活においての暮らしの出費について考えてみます。

もし、二地域居住をしようと思ったら、いまある暮らしのどこかの出費を圧縮しなければなりません。

まずは、レジャー費がどれくらいかかっているでしょうか。

水族館や動物園に家族で行くと、交通費込みで1回3000円程度かかるでしょうか。カラオケに行けば、4人で2000円程度。また、家族でショッピングセンターでちょっとほしいものなどごにょごにょ買って5000円、映画を見れば1回5000円。

毎週末そんなイベントがないにせよ、月1万円くらいかかっていそうです(家族単位で動くって、本当にお金がかかりますよね!)。

そして、それとは別に長期休暇に都心を離れて家族旅行となると、10万円以上の出費を覚悟することになります。

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この記事を書いた人

NPO法人南房総リパブリック理事長

1973年、東京都生まれ。1996年、日本女子大学卒業、1998年、同大学大学院修了後、千葉学建築計画事務所勤務を経て建築ライターへ。2014年、株式会社ウィードシード設立。 プライベートでは2007年より家族5人とネコ2匹、その他その時に飼う生きものを連れて「平日は東京で暮らし、週末は千葉県南房総市の里山で暮らす」という二地域居住を実践。東京と南房総を通算約250往復以上する暮らしのなかで、里山での子育てや里山環境の保全・活用、都市農村交流などを考えるようになり、2011年に農家や建築家、教育関係者、造園家、ウェブデザイナー、市役所公務員らと共に任意団体「南房総リパブリック」を設立し、2012年に法人化。現在はNPO法人南房総リパブリック理事長を務める。 メンバーと共に、親と子が一緒になって里山で自然体験学習をする「里山学校」、里山環境でヒト・コト・モノをつなげる拠点「三芳つくるハウス」の運営、南房総市の空き家調査などを手掛ける。 著書に『週末は田舎暮らし ~ゼロからはじめた「二地域居住」奮闘記~』(ダイヤモンド社)、『建築女子が聞く 住まいの金融と税制』(共著・学芸出版社)など。

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