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ウレタン塗料の1液と2液、水性の価格とは

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■自動車にも利用されるウレタン塗料

 

特に外壁塗装において、シリコン塗料と比較して語られることが多いのがウレタン塗料です。ウレタン塗料は塗料の主成分である樹脂がウレタン系の素材から構成されています。耐用年数は水性なら8年、油性なら12年と言われており、アクリル塗料より耐久性で優れていながら比較的安価なため、シリコン塗料が主流となる前はウレタン塗料が主に用いられていました。

 

また、密着性が高い万能な塗料としても知られています。下地によっては細部の塗装に向いているとも言われ、現在でも細部を塗装する場合はウレタン塗料を選ぶことがあります。

 

ウレタン塗料は一般的に二液型塗料です。二液型塗料とは、そのまま塗れる一液型と違って、硬化剤を混ぜて使う塗料のこと。塗装直後は樹脂、硬化剤、溶剤が混ざり合った状態になりますが、溶剤が蒸発・揮発すると硬化剤と溶剤が反応して塗膜を形成する仕組みになっています。

 

一般的には二液型塗料の方が一液型塗料より信頼性に勝ると言われています。強度の高いポリウレタン樹脂を形成する塗装法では、高級家具や船舶、自動車、バイク、サーフボードなどでも使用されています。

 

塗装工程においてはオールラウンダーであり、下塗り、中塗り、上塗り、全工程で使用される塗料です。現在、塗り替えリフォームの主流はシリコン塗料ですが、コストを抑えたいならウレタン塗料を選ぶと良いでしょう。

 

■基本性能が高い塗料

 

ウレタン塗料は外装・内装ともに使用できる優れた塗料です。

 

水分や汚れを内部まで通さず、全天候に対して強い耐性があり、傷にも強い塗膜を形成するので、強度が高い塗料だと言えます。アルコール等にも溶けにくく、非常に剥がれにくいのも特徴です。このような特徴を持つため、凸凹や傷を覆い隠すこともできます。光沢が長持ちする塗料でもあります。また、防カビ・防藻性能を付加されたウレタン塗料も登場しています。

 

ウレタン塗料はラッカー塗料ともよく比較されます。ラッカー塗料は一液型で、乾燥時間が短くてすむのですが、もろくて傷付きやすく、アルコール等に溶けやすいという点でウレタン塗料に劣ります。塗膜も弱く、年月が経つとひび割れ、剥がれ、白化現象などを起こしますし、日光による色褪せ、雨による水やけが起こる場合もあります。

 

このため耐候性を強化したハイソリッドラッカーと呼ばれる塗料もありますが、ラッカー系塗料はそもそも強溶剤で臭気が強いので、扱いには注意を要します。

 

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