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塗り替え前にビデオ診断・現地調査をする理由

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■診断から工事は始まっている

 

住宅をリフォームしたり、増築したりする場合は、現地調査や様々な診断が必要になる場合があります。外壁や屋根を塗り替えたりする場合は、素地の状態がそれぞれの住宅で異なっていますので、事前調査が必要でしょう。

 

耐震補強工事を行う場合も、住宅の現状を把握しておくことが必要です。雨漏りの場合は事前に調査するだけでなく、ヒアリングを行うことによって原因特定の手助けにすることもあります。特に大掛かりな工事になる場合は、事前の視察が必ず必要になります。

 

もし、いきなり大工さん達がやってきて、ちょっとだけ様子を見て、すぐに工事を始めたとしたら、これはNGです。初めて見た住宅の具合が、ちょっと観察しただけでわかるはずがありません。そもそも調査は見積もりを出す際にも重要なのですから、このプロセスを軽視する業者には頼むべきではありません。例えば、住宅の劣化の状況が変われば、必要な施工も変わります。

 

つまり、まともな診断をする業者ならば、きちんと診断をして、その状況に応じた見積書を提出してくれるのです。つまり、診断から工事は始まっていると言っても過言ではありません。

 

ただし、診断を行ってくれたとしても、担当者がプロかどうかも重要なポイントです。専門ではない職人さんや、ただの営業マンが診断に訪れる場合もあります。建築のプロといえば、例えば1級建築診断士が挙げられます。この資格を持っている人であれば、安心して診断を任せて良いでしょう。

 

日本では「500万円以下の工事であれば建設業の許可がなくても誰でも工事できる」ということも知っておきましょう。やたらと安さを売りにする業者がなぜ多いのか。「大工さんはプロだから」と漠然と思っていると、とんでもない業者を呼び込むことになりかねません。

 

■ビデオ診断は頼もしい味方!

 

業者によっては、建物の劣化状況を写真撮影して診断する他、ビデオ映像も活用する場合があります。「建物みたいに動かないものを撮るの?」と思うかも知れませんが、実は非常に効果的な方法なのです。

 

写真の場合、撮影者が写したい対象を選んで「切り取り」ます。狙ったとおりの画像が残ります。しかし、写っていない部分に関してはどうでしょう。業者も施主も記憶に基づいて相談したり、もう一度実際に見てみなくてはならなくなります。

 

ビデオの場合は、ちょっとカメラを振れば目に見える範囲全体を撮ることができます。これは、業者にとってはごまかしが利かないことを意味しますし、施主にとっては建物の状況をわかりやすく把握することができるわけです。

 

万が一工事でトラブルが起こった場合も、映像が残っていれば原因究明も容易になりますし、業者としても素早い対応が可能になります。一般的に言って、ビデオ診断を導入している業者は自分達の工事に自信を持っていると言って良いでしょう。

 

もちろん、新築の際も工事の進行状況を撮影しておけば、後々役立つかもしれませんのでオススメします。

 

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この記事を書いた人

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