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コロナ後の人類は、健康的な生活様式を手に入れる?(2/4ページ)

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世界各国で外出自粛前より運動をする人が増えている

ランニングやウォーキングをする人が増えたのは日本だけでなかった。

新型コロナの感染拡大を受けて、国際的にも人気の高いスポーツ用品メーカーのアシックスが行った「新型コロナウイルス感染症影響下におけるランニングに関する意識調査」によると、約36%の人が外出自粛前よりも活発に運動しているという調査結果が得られたと発表している。

このアンケート調査は、4月~5月末に世界12か国の定期的に運動をしている人18歳から65歳の男女を対象にして行われたもので、対象地域は日本、中国、インド、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、ロシア、オーストラリア、ブラジル、イギリス、米国の各地域の1000人(英国・米国は2000人)の14000人からの回答から分かったものだ。

また、同社が提供しているランニング用アプリ「ASICS Runkeeper」(アシックス ランキーパー)」のデータを解析したところ、あらゆるレベルのランナーがより頻繁に、長い距離を走っていることが明らかになっている。具体的にはこのアプリの利用者のうち、週に1度以上ランニングをする人が世界で62%増加、日本では118%増加したことが判明している。

なぜここまで走る人が増えたのかも、このアンケート調査結果から読み取れる。

新型コロナ禍のような困難な状況において、問題に対処する際にランニングやエクササイズなどの運動が精神面で役立ったと答えている人が世界で67%、日本で41%おり、運動をすることで、気分が晴れ、自分自身をコントロールできていると実感したとしている。加えて、世界で81%、日本で84%の人が「ランニングは頭をスッキリさせるのに重要な役割を果たしている」とし、世界で65%、日本で67%の人が「ランニングは精神面におけるメリットがある」と回答している。

これまでも運動による精神的な効能についてはさまざまなところでいわれてきたが、新型コロナ禍のような厳しい状況におかれると、より一層そうした効果が高くなるようだ。


出典/アシックス「新型コロナウイルス感染症影響下におけるランニングに関する意識調査」

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