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賃貸経営における永遠のテーマ「空室対策」——なぜ、入居者を絞り込んで考えるのか(2/2ページ)

廣田 裕司廣田 裕司

2021/11/19

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物件の特徴を明確に

次に、物件の特徴を調べます。特徴を考える場合、部屋の間取り、設備、共用部、周辺環境に分けて整理すると分かりやすいと思います。

洗い出した特徴を魅力に感じる人を考えます。例えば、充実したキッチンが特徴の物件は、料理好きな人には魅力的に感じます。物件の特徴を魅力に感じる人が、入居者の候補となります。

現在の入居者の傾向や物件の特徴を加味して、その物件を魅力に感じると思われる方が入居者になります。

まとめ

空室対策を考える際、万人に気に入られるような物件を作ると、平均的な特徴の物件になりやすく、ライバル物件のなかに埋もれてしまいます。縛り込んだ入居者に合わせて、尖った物件を作った方が、結果的には早期に入居者を獲得できると思います。

効果的な空室対策を進めるために、現状の入居者像や物件の特徴を把握し、絞り込んだ入居者を意識して進めることが重要です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

「合同会社アップ」代表 「行動する大家さんの会」代表

妻の実家の賃貸事業を引き継ぎ、賃貸経営に関わるようになる。サラリーマン時代の経験を活かし、原状回復費の低減、稼働率アップに成功。賃貸経営での経験をベースにセミナー講師としても活動。2014年大家仲間と一緒に、管理会社「みまもルーム」設立に参加。大家さんとしての経験、不動産業者としての経験を活かし、大家さんの賃貸経営をサポートする会社「合同会社アップ」を設立。大家さんのサポート活動を展開中。

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