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ファミリー向け分譲マンションに特化した不動産投資法――ファミリー向け分譲マンションで不動産投資をする理由④(1/4ページ)

横山 顕吾横山 顕吾

2021/09/17

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イメージ/©️ bankrx・123RF

自分の住みたいと思う物件を提供する――。そんな想いを持ち、広島県を中心に分譲マンションを区分で購入、賃貸として貸し出す賃貸住宅オーナーの横山顕吾さん。「ひろしま大家の会」の代表でもあり、自身を「分譲マンションコレクター」と称し、入居者に素敵な分譲ライフを提供するため日々尽力しているという。本連載は、横山さんが考える不動産投資、賃貸経営、オーナーのあるべき姿などをお届けしていきます。

前回までのおさらい

このコラムでは、なぜ私がファミリー向け分譲マンション不動産投資をしているのかの理由をお伝えしています。

端的にお伝えすると、ファミリー向け分譲マンション投資はほかの不動産投資と比較して断トツの「低リスクNo.1!」と判断したからです。前回までに8つの具体的な理由をお伝えしました。

ファミリー向け分譲マンションで不動産投資をする理由
ファミリー向け分譲マンションで不動産投資をする理由②
ファミリー向け分譲マンションで不動産投資をする理由③

今回は、私が思っている残り全てのメリットをお伝えします。

管理に手間がかからない

メリットの9番目は、「管理が楽」ということです。

一棟物の場合は、建物全体を管理する必要がありますが、分譲マンションの場合、共用部分については、管理組合と分譲マンション管理会社が管理を行います。オーナーは専有部分(所有する部屋)を管理するだけです。

この分譲マンションでいう専有部分ですが、範囲は内法(うちのり)といって、壁面の内側ということになっています。したがって、コンクリートの壁や天井は共用部分です。玄関扉やバルコニーに出るサッシなども共用部分です。したがって、オーナーは建物を所有しているというより室内空間を所有していると言っても過言ではありません。

つまり、建物の劣化や設備の劣化のほとんどは共用部分になるのです。ということで、事故や大きな修繕のほとんどは共用部分で起こることになります。

また、入居者間のトラブルなどの対応や意思決定も管理組合で行われます。総会で承認された役員が理事会を開き、マンション内で発生した問題を解決していきます。

したがって、オーナー個人が決断する機会はとても少なくなります。管理に手間がかからないことは、時間的に制約のあるサラリーマン大家にとっては大きな魅力となります。

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この記事を書いた人

マンション管理士、管理業務主任者、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士、賃貸経営アドバイザー、防火管理者、損害保険募集人

1970年岡山市生まれ。筑波大学体育専門学群卒業後、転職を繰り返し、6つ目の勤務先として分譲マンション管理会社に就職。2008年から一般財団法人日本不動産コニュニティー(J-REC)広島支部長を務め、12年に投資用分譲マンション2戸を取得。17年に区分マンション所有に特化した専業家主へ転身。趣味はリフォーム、ラグビー観戦。

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