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投資物件の購入はあくまでもスタート マンション投資の運用はそこからが本番(2/2ページ)

斎藤 岳志斎藤 岳志

2020/12/10

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お金全般の知識が身につくファイナンシャルプランナー

資産運用全般の知識を得るのに便利なのがファイナンシャルプランナー(FP)です。

FPは国家資格のファイナンシャル・プランニング技能検定1級から3級とファイナンシャルプランナー協会によって認定されるCFPとAFPというものがあります。

いずれも、年金、保険、金融、不動産、税制、相続と6つの分野の知識を学びます。入門の「ファイナンシャル・プランニング技能検定3級」だけでも、その知識は実生活に生かせるため、学んでおいて絶対に損のない資格です。

会社員として働いている人であれば、会社任せの税金、健康保険、年金、退職金、年末調整の仕組みがわかるようになります。生命保険、損害保険、最近の話題のiDecoやつみたてNISA、もちろん、不動産など金融や資産運用に関しての知識が身につきます。

さらに賃貸住宅の大家ともなると、会社員であっても税金の申告は会社任せでいられましたが、給与所得と不動産所得を合わせて確定申告が必要になります。こうした税金の知識についても知ることができます。

加えて、物件購入にあたっての住宅ローンについても基本的なことを学ぶことができます。また、もしもの際の相続についてもカバーされるので、FPの資格はお金に関する一通りのことを学ぶにはうってつけの資格だと思います。

とはいえ、一度学んだだけではダメですが、こうした資格を持つことで、新聞やネットのニュースを読んでいても、自然とそうしたニュースに関心が向くようになります。

物件を購入後、通帳を眺めて家賃収入があるからと安心するのではなく、大家であると同時に不動産の投資家として自分の資産をどう守り、運用していくかをしっかりと考えるようにしてください。

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この記事を書いた人

ファイナンシャル・プランナー(CFP)

FPオフィス ケセラセラ横浜代表 百貨店在職中にファイナンシャル・プランナーの資格を取得。税理士事務所、経営コンサルティング会社などを経て、FPオフィス ケセラセラ横浜を開設、代表を務める。 マイホーム購入・売却相談のほか、不動産投資のサポートも行なっている。株式投資やFXなど一通りの投資を実践した後、2007年より不動産投資をスタート。現在は、自らの資産運用はほとんど中古マンション投資に絞って取り組んでいる。

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