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不動産投資における不動産会社選び

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変わりつつある不動産会社

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初めて不動産投資を行う人には、知識がないのが普通です。自信を持って物件を選ぶためには知識を増やさねばなりません。もちろん、自分で勉強することも必要でしょう。しかし、やはり不動産投資の先輩に話を聞いたり、不動産会社の人間から直接得たりした情報の方が参考になることは疑いようがありません。

かつては、一部の業者が強引な勧誘を行ったりしたため、不動産会社に対して「怖い」「勧誘がしつこい」といったイメージを持っている人もいると思います。賃貸の世界では「おとり物件」が問題になったりもしました。しかし、インターネットが普及したことで、状況は変わってきています。何しろ一度悪評が立てば、すぐにネットで拡散する時代です。お客様に不快な思いをさせて儲けるような会社は淘汰されつつあると言えるでしょう。それに、近年はインターネットの利点を活かした不動産サイトが多数登場し、売上を伸ばしています。このような状況では、小手先の策を弄するよりも、お客様を後悔させないような提案を行い、お客様に満足していただくことが必要になる。つまり、営業の原点に帰るような経営方針が見直されてきているのです。そう考えると、お客様から不動産の相談を受けることは不動産会社にとっても望ましいことだと言えます。お客様の知識が増えれば、それだけ建設的な提案が受け入れられやすくなるからです。お客様が不信感を持っていたら、そうはいきません。

逆に言えば、すぐに物件を勧めてきて契約を結ぼうとする会社とは早々に縁を切った方がいいかもしれません。あなたの属性や状況をよく理解したうえで行われた提案でなければ、最終的にあなたを満足させることはできないでしょう。
十分説明を受けたら、最後は自分の目で物件を見て投資を決めることが重要です。

契約前の注意点

契約前には、物件についての重要事項を記載した「重要事項説明書」の説明を受けるはずです。重要事項説明書には、物件の権利関係、電気・ガス・水道の整備状況など、その物件が持つ特性などが記載されています。専門的な内容なのでわかりづらいこともあるでしょうが、必ず質問をして疑問点を解消しておくことです。将来価格が下がる要因があるのか、追加費用が発生する可能性があるのか等々、納得いくまで聞くようにしましょう。

いよいよ契約をすることに決めたら、次のポイントも確認しておけば安心です。

  1. 瑕疵担保責任
  2. 代金の支払期限
  3. 引き渡し時期

①は物件に欠陥が見つかった場合、その補修費用を売主が負担するのか、買主が負担するのか、ということ。場合によっては契約解除が可能なこともあります。

②は物件の引き渡しと同時に支払うのが一般的。もし引き渡し前に支払う契約になっている場合は、何か理由があるのか疑った方が賢明です。
③は期日を明確にしておくこと。契約段階ではまだ売主が使用している場合もあるので、ずるずると引き渡しを延期されないともかぎりません。

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この記事を書いた人

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