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不動産投資リスクの種類と防ぎ方とは

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リスクを熟知しておく

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「不動産投資のメリット・デメリット」でも少し触れましたが、不動産投資も投資である以上、当然リスクがあります。いざという時に慌てないように、リスクを熟知しておきましょう。

  1. 空室リスク
    最も避けたいリスクです。空室からは何の利益を得ることもできません。以前にも述べたように、空室が長引けば投資計画を修正せざるを得なくなります。
  2. 家賃滞納リスク
    入居者が何らかの理由によって家賃を払ってくれなくなることがあります。
  3. 価格変動リスク
    不動産投資がうまくいっていても、将来物件を売却したくなった時に価格が下落していたら、家賃収入で得た利益が損なわれてしまうことがあります。価格下落の原因には地価の下落や建物の老朽化、建物へのケア不足などが挙げられます。なお、価格が下がるような状態の物件は、一般的に言って入居者が入りにくくなりますので、空室リスクともつながります。したがって空室リスクと同じように注意しておかなければならないリスクであると言えます。
  4. 災害リスク
    火災や地震などの自然災害により建物が倒壊したり、損傷したりするリスクです。

空室リスクを避けるには、素早く広告を打つなどして入居者を集める必要があります。また、家賃保証サービスを利用してリスクを軽減することもできます。

家賃滞納リスクに関しては、入居者が決まった後ではできることは限られます。できれば入居前にしっかり面接するなどして人となりを確かめておきたいところです。また、賃貸管理は管理会社に委託することもできます。管理会社には家賃滞納者への対応も任せることが可能です。

価格変動リスクに対しては、地価の変化に対してできることはほとんどありませんが、物件の価値に関しては管理者の努力次第です。大規模修繕はもちろん、普段から管理・修理をきちんとしておくことで資産価値を維持することができます。

災害リスクについて

災害リスクに関しては、火災保険や地震保険に加入しておくことで対応が可能です。火災保険にだけ加入しているケースもあるでしょうが、火災保険では地震による損壊は補償されませんので、両方に加入しておくことが望ましいと言えます。

近年は大地震が起きていますが、新しい建物は大きな被害を受けていないというデータがあります。昭和56年には耐震基準が改められ、それ以降に建てられた建物は地震に強くなっています。また、制震・免震技術は日々進歩しているので、最新技術を導入した物件を購入すればさらに安心。つまり、物件選びが災害リスクへの最大の対処法である、と言うこともできます。新しい物件は価格が高く敬遠されがちですが、新築物件は入居者も集まりやすく、長期的に価値を維持することも容易なので、購入の際に検討してみると良いでしょう。

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この記事を書いた人

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