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賃貸オーナーとして反社会的勢力にどう向き合うか?(2/5ページ)

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一方、入居者が反社と見極めるにはどうするか。そして、どのように対処すればよいのだろうか。

「反社が入居しているかがわかるきっかけは、大体の場合は隣の部屋や近所の住民からの通報です。近所の人が管理会社や家主に『怖い人がいる』と相談や通報をして、調べてみたら反社だったというケースが多い。また、管理会社や家主が何もしないでいると、連絡してきた人の多くは何もしてくれないと警察に通報。警察が調べたら暴力団員だということがわかり、管理会社や家主に対策を求めてくるということもあります」(芳賀さん)

警察がその場で対応してくれればとも思うが、賃貸契約はあくまでも民間同士の契約なため、反社といえどもいきなり警察が来て追い出してくれるというわけではない。

 

「実務については、最初は弁護士さんへの依頼からになります。早い段階で手慣れた弁護士さんに依頼すれば、反社かの確認や警察への連絡、退去のための文書の通知や、実際の退去の際の手続き的なものも対応してもらえます。最近はトラブルが少なくなったとはいえ、オーナーさん1人でやるのは危険なので、やはり弁護士さん、警察との連携は必要です」(芳賀さん)

次ページ ▶︎ | ■暴力団より危ない半グレの実態

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