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自主管理と委託管理

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■管理業務はこれだけある!

大規模なマンションになると、管理組合の運営も大変ですし、建物の管理にも多大な労力が必要になります。このため現在の日本では、マンションの管理を管理会社に委託するケースが増えています。その業務内容は会社や契約によって異なりますが、大まかに分類すると次のようになります。

事務管理業務
管理組合は区分所有者の集まりなので、管理や建築のプロが揃っているとは限りません。管理会社は管理組合のパートナーとなり、理事会や総会の運営、定期的な会計報告、予算・決算案の作成など、管理組合の運営を円滑に行うためのサポートを行います。また、様々な問題に対する相談(コンサルティング)を受け付けたり、社員研修を行って高品質なサービスを維持しようとする管理会社もあります。

管理員業務
管理会社は管理員の派遣も行います。管理員は受付業務、清掃業務、点検業務、巡回業務、立会業務、報告業務などを日常的に行うだけでなく、月に1~2回のワックス掛けや建物検査業務、設備管理業務、給排水設備管理、電気設備管理、消防用設備管理、駐車場設備管理など、不定期な業務も行うことがあります。

清掃業務
ロビーやエントランス、廊下などの建物共有部分や、駐車場・外構など、敷地全体の日常清掃を行います。定期清掃の場合は専門の清掃スタッフを派遣することもあります。

建物設備点検業務
管理員業務のところでも述べたように、エレベーターや電気設備、防災設備や給排水設備などの日常点検・法定点検を行います。最近では、共用設備の異常や故障を24時間オンラインで監視している管理会社もあります。

生活サポート業務
マンションでは各部屋ごとに様々なトラブルが起こることがあります。管理会社によってはサービススタッフがトラブル対応に駆け付けるようになっていることもあります。

これに対し、自主管理とは分譲マンションの敷地及び共用部分の管理をすべて自らの手で行うことです。つまり、これまでに述べてきた管理業務をすべて管理組合で行うということです。管理組合に建築に詳しい人や組合運営に意欲的な人がいれば、自主管理も不可能ではありません。

特に規模がそれほど大きくないマンションであれば、管理組合の規模も管理する範囲も限られます。自主管理の場合は入居者の管理意識が高い場合が多いため、人件費もボランティア化できたり、修繕などで依頼する業者を自由に選べたり、高い管理費を支払わなくてよいなど、特にコスト面では多くのメリットがあります。

不動産経営に関してはもはや不動産会社さんにおまかせということでは成り立たなくなりつつあります。

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この記事を書いた人

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