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物件が犯罪の舞台に!

詐欺グループが賃貸住宅に巣くっていることがあります(3/4ページ)

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一方、電話で高齢者などを騙す、オレオレ詐欺、振り込め詐欺といったケースでは、賃貸マンションや貸事務所、民泊などが、犯罪の舞台になることが多いようです。


これらの場所に、大勢の「かけ子」が集合、何十台もの携帯電話を持ち込んで、次々電話をかけるなどするわけです。


こうした詐欺集団は、善良そうな一般人を交渉に立てるなど、巧妙な手口で仲介会社や管理会社を騙し、物件に入り込んできます。


一方の仲介会社や管理会社も、近ごろは昔ほど入居希望者の様子を細かく観察しないことが多いといわれています。審査の大半を家賃債務保証会社が請け負っているためです。


それでも、詐欺集団がマンションの1室に巣くうとなれば、頻繁な人の出入りなどから、住人の何人かはおそらく異変に気づくはずです。ですが、わざわざ通報までしてくれる人となると、なかなか望めないのも現実でしょう。


アジトにされやすい賃貸住宅の特徴をたとえば埼玉県警は、以下のとおり挙げています。


・駅から近い
・オートロック完備でセキュリティがしっかりしている
・頑丈な構造で音が漏れない
・角部屋


オートロック完備でセキュリティがしっかりしていることが、逆に、彼らにとっては都合がよいのですね。


また、実際に入居したあとの様子については…


・同じ部屋に多数の若者が出入りしている
・つねにカーテンを閉め、ベランダに物を置かず、洗濯物も干さない
・ドアの鍵を勝手に替えている
・入室の際、周囲を気にしている様子がある


と、挙げられています。

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この記事を書いた人

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