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牧野知弘の「どうなる!? おらが日本」#11 マンションに住むなら高層階と中層階、どちらを選ぶべきか(4/4ページ)

牧野 知弘牧野 知弘

2019/08/21

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板状マンション 3、4階がベスト

理想はタワーマンションではなく、板状の普通のマンションの3、4階がベストだ。住戸の南北なり、東西なり両側に窓面がとれ、両側の窓が解放できれば、夏などの暑い時期でも風が通り快適だ。「二戸一エレベーター」と呼ばれるフロア二戸に対して一基のエレベーターが付設されている建物ならば、エレベーター側にも廊下がなく、部屋の窓を開け放つことで思い切り風通しを良くできる。

こうしたマンションは、実は平成のはじめ頃からたくさん作られている。間取りが上手にとれない高層マンションよりも快適な生活ができると思う。中古マンションなどを選ぶ際には参考にしていただければよいだろう。

マンションの住み心地は意外と低層階がよい。また価格も高層階に比べて低くなる。お買い得は結局低層階、これが結論だ。

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この記事を書いた人

株式会社オフィス・牧野、オラガ総研株式会社 代表取締役

1983年東京大学経済学部卒業。第一勧業銀行(現みずほ銀行)、ボストンコンサルティンググループを経て1989年三井不動産入社。数多くの不動産買収、開発、証券化業務を手がけたのち、三井不動産ホテルマネジメントに出向し経営企画、新規開発業務に従事する。2006年日本コマーシャル投資法人執行役員に就任しJ-REIT市場に上場。2009年オフィス・牧野設立、2015年オラガ総研設立、代表取締役に就任。著書に『なぜ、町の不動産屋はつぶれないのか』『空き家問題 ――1000万戸の衝撃』『インバウンドの衝撃』『民泊ビジネス』(いずれも祥伝社新書)、『実家の「空き家問題」をズバリ解決する本』(PHP研究所)、『2040年全ビジネスモデル消滅』(文春新書)、『マイホーム価値革命』(NHK出版新書)『街間格差』(中公新書ラクレ)等がある。テレビ、新聞等メディアに多数出演。

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