ウチコミ!タイムズ

賃貸経営・不動産・住まいのWEBマガジン

不動産価格や資産価値、金利などから徹底検証!

中古マンションを購入すべき時期は? 後悔しない買いどきを不動産のプロが解説!(3/3ページ)

菅 正秀菅 正秀

2017/09/21

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

住宅ローンで「持ち家貧乏」が増殖中!? ゆとりある持ち家ライフを実現する3つのポイント

1年でいつ買うのがおすすめ? 物件数が増えるタイミングは?
さて、近々に中古マンションを購入するとして、1年のうちでいつ買うのがおすすめかといえば、それは不動産業界でいう住宅シーズンがいいでしょう。

なぜなら、最初に申し上げた「あなたが住みたいと思う」物件に出会えるチャンスが多いからです。

業界でいう住宅シーズンは、1年に2回あります。それは、1〜3月の最需要期と9〜11月の秋の住宅シーズンです。

1〜3月期は、新学期、新入社、転勤移動など、4月からの新生活に合わせて住み替えをする人が多くなります。そのため、物件の供給が多くなり希望に合う物件が出てくる可能性が大きいですし、あれこれ吟味するチャンスも増えるのです。

9〜11月期も、1〜3月期の最需要期には及びませんが、新婚や転勤、夏休みに帰省した折に両親から資金援助の話が出た、といった理由から、住み替え需要が増える時期になります。また、新年は新しい住まいで迎えたいという心理的な需要もあります。

ですから、このふたつの時期には物件情報をこまめにチェックすることをおすすめします。

(おすすめ記事)
中古マンション購入で失敗! ありがちな5つのケースと注意点をプロが解説

まとめ

中古マンションの買いどきは、周りの情報に振り回されることなく、あなた自身のタイミングで決めるべきです。

私がマンション購入の相談を受けたときには、冒頭に申し上げた通り、「あなたがマンションを購入したいと思う動機(目的)が明確で、実際にそこに住みたいと思う物件があり、その物件を購入できる(資金計画)なら、それが買いどきです」とお答えしています。

いちばん重要なのは、なぜマンションを買うのかという「目的」です。そこをじっくり考えてください。伴侶との新生活のため、子どもの教育のため、子どもが巣立った後の第二の新婚生活のため…など。

目的が明確なら、失敗しないマンション選びができると思います。

(おすすめ記事)
中古マンションを買ってリフォームするときのお得な住宅ローンの組み方は?
「物件の募集図面」を見れば不動産会社の裏側が手に取るようにわかる!
人口減少時代に30年後も資産価値が落ちない住宅の4つの条件

 

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

この記事を書いた人

株式会社フェリーズディア 取締役チーフコンサルタント

宅地建物取引士、マンション管理士、住宅ローンアドバイザー、福祉住環境コーディネーター。 1958年、大阪府大阪市生まれ。創価大学法学部卒業。大学卒業後、弁護士事務所に勤務、宅地建物取引士資格取得を契機に大手不動産会社に転じる。法律知識を活用し中古住宅、中古マンションの仲介営業を担当。 その後、顧客と一緒にモノづくりをするために、地域中小建設会社に移り、注文住宅・賃貸マンションの受注営業を担当。大手建設会社との競合が激しい中、操業以後に流入してきた近隣住民のクレームにお悩みの経営者さんに、不動産会社時代の人脈を使い工場の移転先を斡旋した上で、その跡地に93戸の賃貸マンション建設の受注をするなど、15年間で約32億円の受注する実績をあげる。現在は、建築にも明るい不動産コンサルタントとして、不動産会社のエスクロウ業務(契約管理)・新人社員指導等を行なっている。 一生に一度の買い物ともいえる住宅の購入をアシストできる人材を育成し、業界の健全な発展に貢献すべく活動中。

ページのトップへ

ウチコミ!