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裁判官と専門委員の実態を暴く!

住宅に欠陥があっても日本の建築裁判は消費者を守ってくれない(3/3ページ)

岩山健一岩山健一

2016/09/23

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裁判制度は国民の権利を守るはずのものなのに

裁判官たちはいったい何を恐れているのでしょうか? 何を守ろうとしているのでしょうか?

裁判は正義を守り、弱者を救済するためのものであるはずです。それなのに裁判官たちは、原告が受けた損害を賠償できるかどうかということより、悪徳業者たちの顔色を伺っているように見えます。ただ、業界が必要以上に焼け太ることのないように、つまり不当利得などの得を与え過ぎてしまわないようにということだけを慎重に、最優先に考えているかのようです。実にばかばかしいことです。

欠陥が存在することをいくら立証しても、裁判官が無能ならすべてが無駄になってしまうのでしょうか。裁判制度は、国民の権利を守るものでなければならないと思うのですが、果たして建築裁判が公正に判断を下すようになる日は来るのでしょうか。

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この記事を書いた人

株式会社日本建築検査研究所 代表取締役

一級建築士 建築ジャーナリスト 大学で建築を学び、NHKの美術職を経て建築業界へ。建築業界のしがらみや慣習に疑問を感じ、建築検査によって欠陥住宅を洗い出すことに取り組む。1999年に創業し、事業をスタート。00年に法人化、株式会社日本建築検査研究所を設立。 消費者側の代弁者として現在まで2000件を超える紛争解決に携わっている。テレビ各社報道番組や特別番組、ラジオ等にも出演。新聞、雑誌での執筆活動も行なう。 著書にロングセラー『欠陥住宅をつかまない155の知恵』『欠陥住宅に負けない本』『偽装建築国家』などがある。

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