「いつかは憧れのログハウス」がおすすめできないこれだけの理由(2/2ページ)
岩崎未来
2016/03/24
建築コストが高い!
何よりも、「建てる際のコストが高い」というのがいちばんのデメリットかもしれません。一般的な木造住宅に比べると、1.2~1.5倍の費用がかかるといわれています。さらに、雰囲気に合ったこだわりの家具や家電をそろえていると割高にもなりますし、その後のメンテナンスにもお金がかかります。お金も手間もかかる家だ、ということは必ず頭に入れておいたほうがよさそうです。
ログハウスは、もともと北アメリカの極寒な地域で発達した建築工法です。その地域の木材を使い、その気候風土に合った家なのです。そのことを考えると、日本の気候風土に合わせるのはなかなかむずかしく、メンテナンスに手間暇がかかることは理解できますよね。
それでも「絶対にログハウスが建てたいんだ!」という人は、ログハウスのデメリットも楽しみながら生活できるよう、自分はもちろん、家族にもその価値をしっかり伝えて理解してもらってくださいね!
この記事を書いた人
住宅ライター
「1級建築技能士」という国家資格を保有する昔気質の職人を夫に持つ「大工の嫁」。群馬県在住で鹿児島県出身。 都内の大学卒業後、出版社や編集プロダクションに勤務し、さまざまな実用書・書籍を手がけた後に独立。間取り図や住宅情報誌などを見るのは趣味のひとつで。都内在住中、10年で6回の引越しを経験。その後、結婚し、第一子出産後、夫の故郷である群馬県に移住。 第二子妊娠中の今、毎夜夫の仕事話を聞きながら、マイホームへの夢を募らせている。