【最も予測が当たる経済アナリストが予言!】住宅はさらに供給過多へ! 不動産投資のブルーオーシャンはどこにあるのか(4/4ページ)
ウチコミ!タイムズ編集部
2017/03/02
不動産価格は東京オリンピックを前に下落傾向へ!?
一方、実需として住宅購入を考えている人は、将来、高く売ることを考えるのではなく、「住むところを手に入れる」と考えたほうがいいかもしれません。私は東京ではなく、茨城県に住んでいますが、人込みが嫌いな私にとっては、とても住みやすいところで満足しています。
戦後、住宅を買った人は、将来高く売ろうという発想はなかったと思います。その当時の人のように、自分が幸せを感じる尺度をもう一度見つめ直し、その幸せの尺度に合わせて家を買うということを考えてもいいのではないでしょうか。
東京オリンピックまで不動産価格は上がるという人もいますが、私はそこまでもたないと考えています。むしろ、東京オリンピックのころは不況になっている可能性が高く、オリンピック前に地価が下がる傾向になる可能性もあると思っています。
不動産投資をするなら、そうした可能性も踏まえて慎重に行なってほしいと思います。
今回のこの人は…
中原圭介(なかはら・けいすけ)
経営コンサルタント・経済アナリスト
経営・金融のコンサルティング会社「アセットベストパートナーズ株式会社」の経営アドバイザー・経済アナリストとして活動。「総合科学研究機構」の特任研究員も兼ねる。
企業・金融機関への助言・提案を行なう傍ら、執筆・セミナーなどで経営教育・経済教育の普及に努めている。経済や経営だけでなく、歴史や哲学、自然科学など、幅広い視点から経済や消費の動向を分析しており、その予測の正確さには定評がある。「最も予測が当たる経済アナリスト」として評価が高く、ファンも多い。
主な著書に『2025年の世界予測』『シェール革命後の世界勢力図』『経済予測脳で人生が変わる!』(いずれもダイヤモンド社)、『これから日本で起こること』『これから世界で起こること』『アメリカの世界戦略に乗って、日本経済は大復活する!』(いずれも東洋経済新報社)、『トップリーダーが学んでいる「5年後の世界経済」入門』(日本実業出版社)、『未来予測の超プロが教える 本質を見極める勉強法』(サンマーク出版)など多数。
この記事を書いた人
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