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9カ月にわたる日経平均の不自然な動き 梅雨明けには明るい兆しか? 注目銘柄はバイオネット燃料など脱炭素、新エネルギー関連6銘柄(3/3ページ)

望月 純夫望月 純夫

2021/06/07

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コロナ後の投資信託は、外国株ファンドからの考え直しか

新型コロナウイルによる世界的な株価下落から1年が経過した。

コロナ感染が拡大する局面では、世界的に金融緩和や財政出動が実施され、経済活動の再開などを受け株式相場は米国を中心に大きく反発し、各国の株式市場は歴史的な水準にある。そのような局面の中、レバレッジ型、ブル型ファンドのパフォーマンスが上位を独占した。

第1位は楽天日本株4.3倍ブル、第2位がSBI日本株4.3倍ブル。この2ファンドの1年間の上昇率は400%を超えた。第3位が大和ブル3倍型日本株ポートフォリオV、第4位が楽天日本株トリプル・ブルで、この2ファンドの上昇率は200%を超えた。

レバレッジ型ブルファンドを除くと、三菱UFJ国際のeMAXIS Neoの自動運転とバーチャルリアリティの2ファンドが200%を超え、eMAXIS Neoのナノテクノロジーも200%に近いパフォーマンスを上げている。

国内で高い評価を受けているのはアセット・マネジメントOneが運用する「厳選ジャパン」で、主として我が国の金融商品取引所に上場する株式から、今後高い利益成長率が期待出来る20銘柄に厳選して投資を行っている。

銘柄選定にあたっては、優れた経営者の質・ビジョン、新しいビジネスモデルや付加価値の高い商品に着目し、徹底した企業分析、銘柄調査に基づき、組み入れ銘柄を選定している。同ファンドの設定は17年9月で、信託期間は無期限だ。

コロナ後の上昇局面では、純資産を伸ばしてきたバランス型から外国株ファンドへのシフトが目立っているが、資産形成は流行に付くことではないと、考え直すタイミングかもしれない。

※本稿は、投資における情報提供を目的としたものです。株式の売買は自己の責任において、ご自身の判断で行うようお願いします。

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この記事を書いた人

コンサルタント、ラジオパーソナリティ

1971年慶應大学法学部卒、同年山一証券入社。1985年新本証券国際部入社、パリ駐在員事務所長を経て企業部にて新規公開企業の実務に携わる。 1998年退職後、コンサルタントとして独立。著書に『株をやさしく教えてくれる本(あさ出版)などがある。フジサンケイビジネスアイ株式初級講座、ラジオ日経の「株式宅配便」のパーソナリティを務める。

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