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50代からの保険選び 3大疾病保険は必要、不要? 決め手はここだ(2/2ページ)

小川 純小川 純

2019/10/23

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がん保険、4つのチェックポイント

では、がん保険はどんなものがよいのか。がん保険の選び方のチェックポイント以下のようになる。

①一時金の支払い事由が診断確定だけで出るか
入院しないと出ない、手術をしないと出ないなどいろいろな条件が付くものは避ける。

②診断給付金が複数回出るか
最近では減っているが、古いがん保険ははじめてがんが発見されたときのみといったものが多い。また、2回目以降の給付にいろいろな条件が付く保険もあって、これもひとまずパス。また、古いがん保険でも複数回支払えるような特約を付けられる保険もあるので、保険会社に確認したい。

③「上皮内がんは除く」などがんの種類を分類分けしていないか
保険金の支払条件に「上皮内がんは除く」「上皮内がんは○万円」など条件が付くものがあるが、これもないにこしたことはない。

④2度目以降の診断給付金が出るまでの期間が何年か
2年というのが主流だが、なかには3年といったもの、2回目以降は手術や入院をした場合など条件がついているものがある。

最近は、入院給付ではなく通院給付に重点を置いた商品も多く出されている。また、放射線治療、ホルモン治療など、治療内容によって、それぞれ保険金が出る商品も増えている。しかし、まとめて一時金が出ればどんな治療にでも使えるのわけだから細かい制限がなく、「がん」になったらドンとまとまった保険金が出るといったほうがシンプルな保険がわかりやすい。そのうえで保険料や付帯サービスで選ぶのがよいだろう。

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この記事を書いた人

編集者・ライター

週刊、月刊誌の編集記者、出版社勤務を経てフリーランスに。経済・事件・ビジネス、またファイナンシャルプランナーの知識を生かし、年金や保険など幅広いジャンルで編集ライターとして雑誌などでの執筆活動、出版プロデュースなどを行っている。

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