【インタビュー】「共同養育について話し合って離婚すべきだった後悔の思い 」(3/3ページ)
しばはし聡子
2019/12/05
■お相手との関わりにおいてご自身が心がけていることはありますか。
決して嫌いで別れたわけではないので、LINEするときは尊敬していることを伝えます。あとは、傷つかないよう言葉選びは気を使うようにしていますね。もう少し頻繁にやりとりができるのは、時間もかかるのかもしれませんが、あまり急かさずにいようと思います。
■ご自身のこれからの夢やビジョンがあれば教えてください。
現在、シェアハウス経営のほかに、結婚相談所に勤めているのですが、「離婚しない結婚」を伝えていきたいです。結婚は単なるスタート。そこからの夫婦関係をいかに継続していくかが大事です。
以前、シェアハウスに入りたいとシングルマザーから問い合わせがあったのですが、「ご主人としっかり話をしてからいらしてください」とアドバイスしたところ、そのママは考え直して修復したんですよね。しっかり話し合って修復の道も選択肢として持ってくれるといいなと思います。
私は、「離婚してよかったね」と言われても、よくないことだと思っています。それは、私自身が子どもに堂々と説明ができないからです。今は「ごめんね」しか言えないんですよね。
シェアハウスに関しては、シニア層とシングルマザーが共存できるシェアハウスを行政をからめて運営していきたいです。シェアハウス経営をしている人たちの知恵を結集しみんなで作っていけたら最高ですね。
この記事を書いた人
一般社団法人りむすび 共同養育コンサルタント
1974年生まれ。慶應義塾大学法学部卒。自身の子連れ離婚経験を生かし当事者支援として「一般社団法人りむすび」を設立。「離婚しても親はふたり」共同養育普及に向けて離婚相談・面会交流支援やコミュニティ運営および講演・執筆活動中。 *りむすび公式サイト:http://www.rimusubi.com/ *別居パパママ相互理解のオンラインサロン「りむすびコミュニティ」 http://www.rimusubi.com/community *著書「離婚の新常識! 別れてもふたりで子育て 知っておきたい共同養育のコツ」️