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【インタビュー】「共同養育について話し合って離婚すべきだった後悔の思い 」(2/3ページ)

しばはし聡子しばはし聡子

2019/12/05

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■現在、困っていることはありますか。

連絡が一方通行になってしまい、風通しよくやりとりができないことですね。子どもを育てている側は日々忙しくていろいろ考える時間もないのですが、きっと辛い思いをして心が癒えていないのではないだろうかと気になります。ただ、夫婦の問題と親子関係は切り離して、子どもにもっと関わってほしいなと思います。

子どもたちが毎日パパのことを話しますし、パパに会いたいと言っているのですが、子どもに「どうして離婚したの?」と聞かれると、私自身堂々と説明ができないのも自分の中で困っています。

■お相手がどんなことをしてくれたらうれしいですか。

親同士としてあらためて子育てについて、そして親同士の関係性について話がしたいです。離婚以来話していないので機会を設けたいけど動けずにいました。今、元夫は仕事で東京に来ることも多いので、「話をしたい」と投げかけてみようと思います。今までできていなかったのですが、今回この取材を受けて一歩進んでみようと思いました。

そして、夫婦の関係に整理がつき、親同士として関われるようになったうえで、子どもたちと頻繁に会ってもらいたいですね。子どもたちもパパと連絡が取れるようスマホを持たせて準備はできています。

■義親への思い

実は、離婚後も元夫の実家へ年に1、2回子どもたちを連れて行っているんです。そこに元夫はいないのですが、私は元夫の親族も大好きで、とてもよくしてくれたことにも今も感謝しています。離婚しても祖父と孫の関係は変わりませんし、祖父も喜んでくれています。

独身の友人にこの話をすると「よくばりだよ」と言われることもあります。離婚したのに義親と関わろうとすることは、欲張りなのかと自問自答することもありましたが、せっかく出会えた縁を大切にしたいし、子どもたちを愛してくれる人は一人でも多い方が子どもたちも嬉しいはず。
これからも定期的に行こうと思っていますし、元夫がいつか来てくれたらいいなと願っています。

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この記事を書いた人

一般社団法人りむすび 共同養育コンサルタント

1974年生まれ。慶應義塾大学法学部卒。自身の子連れ離婚経験を生かし当事者支援として「一般社団法人りむすび」を設立。「離婚しても親はふたり」共同養育普及に向けて離婚相談・面会交流支援やコミュニティ運営および講演・執筆活動中。 *りむすび公式サイト:http://www.rimusubi.com/ *別居パパママ相互理解のオンラインサロン「りむすびコミュニティ」 http://www.rimusubi.com/community *著書「離婚の新常識! 別れてもふたりで子育て 知っておきたい共同養育のコツ」️

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