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【インタビュー】「姓も国籍もバラバラなステップファミリー~多様化する家族のカタチと日本の制度への思い~」(2/3ページ)

しばはし聡子しばはし聡子

2019/10/02

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■お相手がどんなことをしてくれたらうれしいですか。

子どもたちにとって、一番身近な生き方のお手本の一つとなってくれたらうれしいですね。そのためにも、元気な体で自分の人生を思いきり楽しんでくれたらいいなと思います。元夫のパートナーも子どもたちのことを可愛がってくれるので、安心しています。先日、子どもたちは元夫とパートナー、元夫の両親と長期旅行へ行き、とても良い経験をさせてもらいました。

離れているイギリスの家族からも子どもたちが愛されて育つよう、今後もずっと関わっていってくれると信じています。

■共同養育はどんなメリットがありますか。 お子さんはもちろんご自身にとっても良いことがあれば教えてください。

離婚した当時、子どもは7歳と4歳。会えることが当たり前だったので、子どもたちは純粋に家が二つできたこと、クリスマスに2回プレゼントがもらえることを喜んでいました。
あとは、子どもたちが楽しめるところへ連れて行ってくれたり、母親一人ではしてあげづらいアクティブな遊びをしてくれたのも良かったです。

子どもたちにとっては、今後も変わらずダディとの時間を積み重ねていくうちに単に楽しく遊ぶ時間だけではなくて、心の拠りどころのひとつとなるでしょうし、一人の人間としての生き方の参考例になると思います。

私にとっては、自分自身が変わることができたのが何よりよかったです。離婚当初は今ほどスムーズなコミュニケーションが取れず葛藤もありましたが、大人の感情を子どもに持ち込んではいけないと決心をすると、不思議と自己肯定感も高まり、元夫へも感謝できるようになりました。

私が心穏やかに過ごせるようになると、子どもたちがみるみる無邪気に戻っていったんですよね。「子は親の鏡」を実感し、自分自身が変われたことも嬉しかったです。

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この記事を書いた人

一般社団法人りむすび 共同養育コンサルタント

1974年生まれ。慶應義塾大学法学部卒。自身の子連れ離婚経験を生かし当事者支援として「一般社団法人りむすび」を設立。「離婚しても親はふたり」共同養育普及に向けて離婚相談・面会交流支援やコミュニティ運営および講演・執筆活動中。 *りむすび公式サイト:http://www.rimusubi.com/ *別居パパママ相互理解のオンラインサロン「りむすびコミュニティ」 http://www.rimusubi.com/community *著書「離婚の新常識! 別れてもふたりで子育て 知っておきたい共同養育のコツ」️

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