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強行別居はアリ?! 夏休みに子連れで家を出ようとしているママへ〜共同養育コンサルタント​しばはし 聡子コラム〜(2/3ページ)

しばはし聡子しばはし聡子

2018/07/04

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◆子どもにきちんと話していますか

「まだ、小さいから説明しなくても大丈夫。いずれ大きくなったら伝える。子どもは私と同じ思いでいるから大丈夫。」

もし、そう思いながら別居を始めているのであれば、必ず子どもの心と向き合う時間をつくってください。母親に逆らうことができず、言うことを聞くことしかできない、ないしは母親が悲しむ姿を見たくない、怒られたくないから母親と同じ思いでいると演じているかもしれません。

子どもはどんなに小さくても空気を読み、本心を口に出せないまま小さな胸をひとりで痛めています。つらいときに一番相談したい存在である母親が一番相談できない存在になってしまっているのです。

別居をするのであれば、子どもがわかるように事情を事前に説明し、子どもの思いを何度も聞いてあげることこそが母親の役割となります。

◆子どもの負担を最低限にするために

子どもにも事前に話した上で別居を選択した後、子どもと父親の関係はどのようにするのがよいのでしょう。

子どもは突然友達と会えなくなるだけではなく、父親とも離れてしまい、会いたくても会いたいと言えなくなっているとしたら、どんなに辛い思いをしていることでしょう。同居中に仲の良かった父子であればなおのこと。

生活環境や友達関係が変わり、ただでさえ不安でいる子どもがこれ以上不安にならないためにも、父親と変わらず会い続けられる環境を整えてあげることが大切ですね。

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この記事を書いた人

一般社団法人りむすび 共同養育コンサルタント

1974年生まれ。慶應義塾大学法学部卒。自身の子連れ離婚経験を生かし当事者支援として「一般社団法人りむすび」を設立。「離婚しても親はふたり」共同養育普及に向けて離婚相談・面会交流支援やコミュニティ運営および講演・執筆活動中。 *りむすび公式サイト:http://www.rimusubi.com/ *別居パパママ相互理解のオンラインサロン「りむすびコミュニティ」 http://www.rimusubi.com/community *著書「離婚の新常識! 別れてもふたりで子育て 知っておきたい共同養育のコツ」️

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