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「セルフリノベーション 壁紙張り換えの巻③」

壁紙張りに必要な道具の種類と選び方(3/4ページ)

内村恵梨内村恵梨

2018/09/26

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+1.腰袋
これらの道具を入れて、サッと取り出すのに便利な道具が腰袋です。
実際の張り替え作業では、これらの道具をそれぞれの工程で使い分けるわけですが、そんなときに「なでバケが、竹ベラが、地ベラが、カッターが…」と道具をどこかに置いていると、それを探したり、取りにいったりと大変です。脚立にのぼっての作業も多いので、いちいち下りずにその場で効率良く作業をしていかないと、糊が乾いてしまいます。
そこで用意しておきたいのが腰袋(写真⑤)。
価格は3,000円ぐらいから。通常地ベラが8寸(24cm)なので、腰袋の横幅は20cm~30cm程のものを選びます。内装専用の腰袋は、カッターやローラーなどを入れる細かなポケットなど、便利な機能が付いています。


(写真④:時ベラだけでも大中小の3種類を使い分けて作業している)

 こうした基本的な道具に加え職人さんは、どんな壁の状況でも対応できるよう、さらに道具が増えていきます。
例えば、地ベラも一つのサイズだけでなく(写真④)、狭い部分にも入るサイズのものも持っています。


写真⑤:あると便利な腰袋(左)/写真⑥:職人さんの腰袋は様々な道具が入 れられている(右)

こうした様々な道具を使うため、⑥の写真のようにとても重たい腰袋をつけて作業をしています。
一つひとつの道具でいかに軽量化するかが大事な理由がわかりますね!

その他に準備するものは?
1. スポンジ
クロスの表面や木枠部分に付着した糊をふきとるのに使います。
<選び方>
100均に売っているスポンジでもOK。職人さんは、長いスポンジのバーのような状態のものを買い、好きなサイズに切って使っています。

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この記事を書いた人

匠アカデミージャパン 事務局長 (運営:株式会社イマジンネクスト)

匠アカデミージャパンは2016年に開校した内装リノベーションのスクール。 単にDIYのノウハウを教えるスクールではなく「人生100年時代の大人の学び直し」の場として、副業やセカンドキャリア、定年後の生き生きとしたライフスタイルに生かせる技術を身につけることを提唱している。 講習内容は、クロスや床材の張り替えや、賃貸住宅大家さん向けワンルームの原状回復コースなど、まったくの経験のない方に対してDIYを超えた職人の技を伝授。照明プランニングや内装コーディネートのセミナーなども開催中。 http://www.takumi-ac.jp/

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