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「セルフリノベーション 壁紙張り換えの巻③」

壁紙張りに必要な道具の種類と選び方(2/4ページ)

内村恵梨内村恵梨

2018/09/26

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(写真③:刃の入れ替え部分にカバーのついているものは壁紙施工には使いにくい)

2. カッター小

クロスを壁に合わせてカットする際に使用します。頻繁に刃を折りながら使うので、替刃の用意も必須です。
<選び方>
S型(刃の幅9ミリ)でオートロックが付いているもの(壁にあてたときに刃が戻らないもの)を選ぶのがおすすめ。
また、刃の交換を頻繁にするので、入れ替えをする部分にカバーのついていないものが理想です。
カッター刃の刃厚は、0.38㎜を用意しておくと良いです。0.30や0.20など、もっと薄刃のものもありますが、慣れていないと力を入れたときに刃がグラグラして安定せず、施工がしにくくなります。

3. 竹ベラ
入隅(いりずみ)に壁紙をしっかりと入れ込み、余分をカットする前の準備をします。
プロはステンレス製の角ベラを使用している方も。
<選び方>
プラスチックのものより、竹のものが手なじみ良く使いやすいのでよりベター。
壁紙を破ってしまわないよう、使う前にサンドペーパーで先端を削って少しなだらかな角度にしておくと良いです。

4. なでバケ
壁紙を貼った後に全体をなでつけ、下地と壁紙を密着させます。
<選び方>
持ち手の部分に穴が開いているものが、軽くて作業しやすいです。。

5. スムーサー
壁紙を壁に貼った後に空気抜きをします。
<選び方>どの商品も使い勝手は大きく変わらないので、特にどれというものはありません。ただ、竹ベラとおなじように、左右の角の部分はサンドペーパーで少し丸くしておくのがコツ。こうしておくことで作業中に壁紙を破ってしまうのを防げます。

6. おさえローラー
クロスとクロスの合わせ目(ジョイント)部を圧着し、合わせ目を目立たなくします。
<選び方>
①の写真はローラーの幅が35mm×40mmの狭いものですが、35mm×60mmなど、ローラー部分の幅が広いサイズもあります。ローラーが広い方が施工しやすいです。
ローラー面の素材は、ウレタン素材の方がやわらかく使いやすいですが、普通の白い樹脂製のものと比べお値段が張るので、DIYでちょっとチャレンジ、という程度なら樹脂製の安価なもので十分かと思います。

これらのマストアイテム6点で、予算は4,500円~8,000円程。
お試し程度で壁紙施工をやってみたい、という方は、ネットやホームセンターでこれらがセットになっているものを1,000円くらいで売っていたりもするので、そこからチャレンジしてみてもいいかもしれません。

ただ、自宅や実家の改装をしたい方や、DIYをよくやる方であれば、長持ちして使いやすい、スタンダードな価格帯の道具を選ぶことをおすすめします。

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この記事を書いた人

匠アカデミージャパン 事務局長 (運営:株式会社イマジンネクスト)

匠アカデミージャパンは2016年に開校した内装リノベーションのスクール。 単にDIYのノウハウを教えるスクールではなく「人生100年時代の大人の学び直し」の場として、副業やセカンドキャリア、定年後の生き生きとしたライフスタイルに生かせる技術を身につけることを提唱している。 講習内容は、クロスや床材の張り替えや、賃貸住宅大家さん向けワンルームの原状回復コースなど、まったくの経験のない方に対してDIYを超えた職人の技を伝授。照明プランニングや内装コーディネートのセミナーなども開催中。 http://www.takumi-ac.jp/

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