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「セルフリノベーション 壁紙張り換えの巻②」

国産? 輸入物? 種類と価格、糊の選び方(2/4ページ)

内村恵梨内村恵梨

2018/08/28

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2 材料はどのくらい?&いったいいくらかかる?

上記の比較表を見てお気づきになったかと思いますが、輸入壁紙は材料の価格が国産と比べてずっと高くなります。

実際にどのくらい材料コストに差が出るか比較すると、以下のようになります。6畳の部屋の長手方向(長方形の長い方)の壁1面の大きさは、部屋の横の長さが360cm、天井までの高さが240cmというのが平均的な寸法です。

輸入壁紙と国産壁紙、それぞれ一番安いものを選んだ場合の価格差は表2のようになります。


(表2)輸入壁紙と国産壁紙の価格の違い

左の輸入壁紙の場合は、幅が約50cmなので、縦に7.2枚分の材料が必要で、使用する壁紙の長さは以下のようになります。
7.2枚×天井高240 cm=1,728cm(17.28m)
ただし、輸入壁紙の場合10m単位のロールでしか購入できないことが多いので、この場合は20m分の購入をすることになります。ということは、1m=600円の材料を選ぶと、20mで合計1万2000円となります。

一方、国産壁紙の場合、幅が約90㎝なので、同じ壁一面に貼る場合は4枚で足りるので必要な壁紙の長さは以下のようになります。
4枚×天井高240 cm=960 cm
実際の作業では余裕を持って1,000 cm(10m)を用意しますので、1m=140円の材料を選べば、10mで1400円となります。

つまり、6畳の部屋1部屋まるごと壁紙を貼り替えると
輸入壁紙ですと、70m必要で、およそ4万2000円
国産の壁紙なら、35m必要で、およそ4,900円
になります。※天井は除く

これはあくまで想定ですので、選ぶ材料によって変わってきます。ですが、輸入と国産の壁紙の価格差がざっくりとイメージできるのではないでしょうか。

ちなみに、上記の計算は無地の壁紙の場合に限ります。柄がある壁紙の場合は、柄を合わせる調整が必要になるため、それを考慮してその分多めに材料を用意しなくてはなりません。

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この記事を書いた人

匠アカデミージャパン 事務局長 (運営:株式会社イマジンネクスト)

匠アカデミージャパンは2016年に開校した内装リノベーションのスクール。 単にDIYのノウハウを教えるスクールではなく「人生100年時代の大人の学び直し」の場として、副業やセカンドキャリア、定年後の生き生きとしたライフスタイルに生かせる技術を身につけることを提唱している。 講習内容は、クロスや床材の張り替えや、賃貸住宅大家さん向けワンルームの原状回復コースなど、まったくの経験のない方に対してDIYを超えた職人の技を伝授。照明プランニングや内装コーディネートのセミナーなども開催中。 http://www.takumi-ac.jp/

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