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コロナ後の人類は、健康的な生活様式を手に入れる?(1/4ページ)

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イメージ/©︎paylessimages・123RF

毎日の通勤のカロリー消費は7キロのランニングに匹敵?

新型コロナは日常生活にも大きな変化を与えている。それを一括りでいってしまえば「生活様式の変化」というわけだが、コロナ禍の中でこれまで以上に見かけるようになったのが、公園や川沿いの遊歩道などでのランニングやウォーキングをする人たちの姿だ。

とくに政府が4月に出した緊急事態宣言以降、外出自粛の最中ではランニング、ウォーキングをする人はむしろ増え、“密”ともいえる状態になるほどだった。

こうしたランニングやウォーキングをする人が増えた理由は、コロナ以前からランニングをしていた人に加え、新型コロナが広がり始めたころ、クラスターが発生した施設にスポーツジムがあったことから、スポーツジムが休業。それまでジム通いをしていた人が街中でのランニングを始めた。

さらにテレワークによる在宅勤務、外出自粛で外に出ることができず、外出といえば食料品の買い物ぐらいしかできない中での、運動不足とストレス解消のための人、これまでほとんど運動らしいことをしなかった人も、手軽な運動としてランニング、ウォーキングに参戦したわけだ。やはり、運動は必要なもののようだ。新型コロナ以前にまったく運動していなかったという人でも、こうしたランニングやウォーキングを始める人も増えたらしい。

というのも、毎日の通勤がけっこうな運動になっていたからだ。

たとえば、体重70キロの人の家と会社のドアtoドア通勤時間が90分(歩行25分/電車内で立った状態が60分/途中の階段の上り下りが5分)の人の消費カロリーは278カロリー。体重50キロの人であれば、200カロリーを消費する、これが往復になるので、1日の通勤だけで、体重70キロの人は556カロリー、50キロの人で400カロリーが消費される。

実はこの消費カロリーは、時速8キロで55分、距離にして7キロあまりをランニングした消費カロリーに匹敵する。これまで日常的に運動しなかった人がランニングやウォーキングを始めたのは、新型コロナ禍で通勤の運動がなくなり、身体のほうが運動を求めランニングやウォーキングへとつながったようなのだ。

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