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ファミリー向け分譲マンションに特化した不動産投資法――ファミリー向け分譲マンションで不動産投資をする理由(3/3ページ)

横山 顕吾横山 顕吾

2021/06/18

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第2の特長としてあげられるのが、RC造は「不燃性」という点です。近隣の部屋で火事があっても、RC造の場合、窓や玄関が開いていない限り自分の部屋まで延焼する可能性は低いです。一方、木造住宅は「可燃性」のため、火事になると全焼する可能性があります。

第3の特長としてあげられるのが「基礎」の構造です。基礎とは建物の下(地面の中)の構造体のことです。RC造の場合は杭(くい)基礎です。杭基礎とは、建物からの地盤の固い支持層まで杭を打ち込みます。木造住宅の基礎は、べた基礎や布基礎が多いです。これらは地面の上に載せている基礎なので、土砂や津波などがきたときに建物が流されてしまいます。一方、RC造は杭で地下の支持層まで建物がつながっていますので流される可能性は低くなります。

 

 東日本大震災は津波の被害がとても大きく、多くの家は流されました。今の建物は木造であっても耐震性はあります。地震で倒壊する可能性は低くなりました。しかし、基礎がべた基礎や布基礎で地面の上に置いている基礎なので、津波などの横からの強い力には負けてしまい流されてしまうのです。竜巻などの風災も同様です。大型台風で建物が飛ばされるのも木造住宅ばかりです。少し怖い話になりなりますが、木造住宅は自然災害や火災時には「凶器と化す」可能性があるのですが、RC造は「命を守ってくれる」のです。

いざというときに命を守ってくれる家に自分自身も住みたいですし、お客様にも提供したい。そういう想いから私は、ファミリー向け分譲マンションで投資をしているわけです。

次回、第3話(7月下旬頃掲載予定)も、ファミリー向け分譲マンションで不動産投資をする理由は続きます。

【過去の記事】
第1話 区分マンションは儲からない? そんなことはありません

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この記事を書いた人

マンション管理士、管理業務主任者、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士、賃貸経営アドバイザー、防火管理者、損害保険募集人

1970年岡山市生まれ。筑波大学体育専門学群卒業後、転職を繰り返し、6つ目の勤務先として分譲マンション管理会社に就職。2008年から一般財団法人日本不動産コニュニティー(J-REC)広島支部長を務め、12年に投資用分譲マンション2戸を取得。17年に区分マンション所有に特化した専業家主へ転身。趣味はリフォーム、ラグビー観戦。

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