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アパート・マンションの間取り

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入居者の住み心地を想像しよう

立地の良いアパートやマンションを見学に行ってみたら、建物全体がきれいにリフォームしてあったのですぐに買い取りの契約に移った。ところがオーナーになって入居者募集をしてみると、思ったように入居者が集まらない……。このような場合は、物件の間取りに問題があることがあります。見学した時に家具などが置かれていないと、部屋は広く見えるもの。ところが実際に生活してみると、思わぬ不具合が出て来たりします。実はこういった不具合は、ちょっと想像力のある人なら間取り図を見ただけでわかるもの。だから勘のいい入居希望者からは敬遠されるのかもしれません。ここでは間取り図からもわかるちょっと問題のある物件の見分け方をご紹介するので、不動産投資を行う際は注意しましょう。

・部屋中にドアが分散している
キッチン、風呂、トイレなどをひとまとめにしたワンルームタイプの部屋は、生活スペースは広いのですが、床面積は控え目だったりします。しかし、中には風呂、トイレ、収納などを分散させ、床面積も広い物件があります。「これなら入居者も喜ぶだろう」と思うかもしれませんが、問題はドアの位置。実際に見学しても気づかないことも多いのですが、ドアの開閉範囲には家具が置けません。ドアの配置によっては、生活空間が極端に狭くなることがあります。部屋を見る時は、ドアを開いた場合にどうなるかイメージしてみましょう。

・部屋が細長い
細長い部屋も、床面積は広い場合がありますが、家具を置くとどうなるか想像してみる必要があります。中には家具を置いてみたら部屋の中には通路しか残らない場合も。また、トイレは居室と離して配置されている場合が多いので、細長い部屋ではトイレまでが遠いこともあります。

・ロフト付きの部屋
「多少部屋は狭くても、ロフト付きならベッドスペースが確保できるので生活スペースに余裕ができる」と考える人は多いと思います。しかし、基本的にロフトは屋根裏のスペースです。夏になるとロフトのすぐ上の屋根に直射日光が当たるわけで、当然気温は上がります。猛暑の場合は想像を絶する暑さになることも……。エアコンは部屋を冷暖房するように設置されているので、ロフトまではなかなか気温が下がりません。このため、ロフト付きの物件を敬遠する人がいることも知っておきましょう。

・コンセントの数が少ない
これは内見してみないとわからないことですが、コンセントの数が少ない部屋もあります。コンセントが少ないと家具や家電を思い通りに配置できなくなりますね。また、電話やテレビアンテナ等の差込口が不便な位置にあることもあります。

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この記事を書いた人

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