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意外と知らない火災保険の基本

知っておきたい補償と保険金の仕組み(3/4ページ)

平野 敦之平野 敦之

2018/08/22

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住まいの周辺のリスクを確認する

火災保険の補償の前にチェックしておきたいのが、ハザードマップの確認です。近年自然災害が増えていますが、地域によって過去どのような災害があって、どの程度のリスクが想定されるのかを知っておくことが大切です。

国土交通省 ハザードマップポータルサイト http://disaportal.gsi.go.jp/

地震災害なら地盤の確認、盗難ならその地域の治安など確認できることはやっておきましょう。

火災保険を安くするには

火災保険料は全国的に値上げ傾向です。2015年10月には保険料率の改定とともに、契約期間が最長10年になりました。

新築で住まいを買ったら住宅ローンの期間に合わせて火災保険を契約するのが常識でしたが、こうした状況も変わってきています。

・ハザードマップの確認、必要な補償、必要でない補償をチェックする
・少額の損害については免責金額(自己負担額)の設定を検討する
・契約期間はなるべく長期に、保険料は一括払いする(難しければ長期年払い)

細かいことは色々ありますが、まずは上記の3点は意識してください。

次ページ ▶︎ | 火災保険・地震保険の相次ぐ保険料改定に備えるために

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この記事を書いた人

平野FP事務所 代表 CFP ®認定者、1級FP技能士、宅地建物取引士、住宅ローンアドバイザー

東京都出身。証券会社、損害保険会社を経て実務経験を積んだ後に1998年から独立して活動をはじめてFP歴20年以上。また相談業務を受けながら、中小企業の支援にも力を入れている。行政機関や大学での非常勤講師、企業研修などセミナーや講演も多数。メディアでの執筆記事も多く、WEBに公開されているマネー記事は550本以上。2016年にお金の情報メディア「Mylife Money Online」の運営を開始。主な著書に「いまから始める確定拠出年金投資(自由国民社)」がある。誰もが自分らしい人生を安心して豊かに過ごすため、「お金の当たり前を、当たり前に。」をモットーに活動中。「Mylife Money Online」のURLはコチラ→ http://mylifemoney.jp

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