住宅ローンの金利引き下げ交渉はどうやる? おすすめのタイミングはあるの?(4/4ページ)
牧野寿和
2017/04/27
交渉のタイミングはいつがおすすめか
交渉のタイミングとしては、期末にあたる3月と9月が狙い目といえるでしょう。金融機関には、住宅ローンの融資目標額があります。決算期に目標に達していないと問題になりますから、借り換えをされるくらいなら金利交渉に応じたほうがいいという判断をする可能性が高くなると考えられます。
また、金融機関によっては、この時期に販促のために金利優遇のキャンペーンを実施するところもありますので、チェックしてみてください。
金利交渉を成功させるには、融資を受けている金融機関の優遇金利を調べて、その水準まで引き下げることを目標にするのが一番の近道と言えるでしょう。
同時に、先ほどもお話したように、ほかの金融機関で融資の事前審査を受けて、それを交渉の材料にするのも手です。それでも金利の引き下げに応じてもらえなかったら借り換えを実行しましょう。
また、希望の水準まで金利を引き下げてもらえなくても、借り換えをした時の諸費用を考慮すると、借り換えをする以上の効果が出る場合もありますので、効果をシミュレーションした上で交渉に臨むことをおすすめします。
情報提供元:アルヒマガジン( https://magazine.aruhi-corp.co.jp/ )
記事名:「住宅ローンの金利を引き下げる交渉はどうやればいいの?」( https://magazine.aruhi-corp.co.jp/00000687/ )/
(元記事公開日 2017/01/23)
(参考記事)
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この記事を書いた人
CFP、一級ファイナンシャル・プランニング技能士
1958年名古屋生まれ、大学卒業後、約20年間旅行会社に勤務。出張先のロサンゼルスでファイナンシャルプランナー(FP)に出会い、その業務に感銘を受け、自らもFP事務所を開業。 その後12年間。どの組織にも属さない「独立系」FPとして、誰でも必要なお金のことを気軽に考えてもらうため「人生を旅に例え、お金とも気楽に付き合う」を信念に、日本で唯一の「人生の添乗員(R)」と名乗り、個別相談業務を行なうとともにセミナー講師として活動している。 また、賃貸不動産の経営もしており、不動産経営や投資の相談にも数多くのアドバイスやプランニングをしている。