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住宅ローン金利は交渉すれば下げられる!

住宅ローンの金利引き下げ交渉はどうやる? おすすめのタイミングはあるの?(2/4ページ)

牧野寿和牧野寿和

2017/04/27

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現在融資を受けている金融機関で金利交渉をする

では、具体的にどのように交渉すればいいのでしょうか。

あまりむずかしく考える必要はありません。単刀直入に「金利を引き下げてほしい」と伝えてください。交渉の相手は、融資を受けた当時の担当者がいいのですが、金融機関は転勤が多いので、まずは住宅ローン担当の窓口に連絡をいれてみましょう。

実際の金利交渉は、上で述べたように優遇金利を意識する他、他行の金利も引き合いに出して行いましょう。

たとえば、A社で、3年前に全期間固定型の住宅ローンを2%で借りたとしましょう。

ところがA社では、現在、全期間固定型の優遇金利を1.05%に設定しています。その場合、現在の優遇金利である1.05%を適用してもらえるよう交渉するのです。

また、B社で借り換えをすれば、同じ全期間固定型を1.01%で借りられる場合には、「借り換えを考えている」ことを伝えた上で、同じ1.01%、もしくはそれよりも低い金利にしてもらえるよう交渉してみましょう。

金利の引き下げ交渉をする前に、ほかの金融機関で融資の事前審査を受けておけば、現在借り入れをしている金融機関にプレッシャーをかけることもできます。

金利の引き下げには再審査が必要

金利の引き下げには再審査が必要になります。そのため、これまで滞りなく返済をしていることはもちろんのこと、収入が減っていないか、転職して勤務先が変わっていないかといった確認が必要になります。そのため、健康保険証や源泉徴収票などの提出を求められるでしょう。

金利引き下げにあたっては、手数料がかかる場合もありますが、かかったとしも少額です。

ただし、固定金利を変動金利に変更するなど返済の条件を変える場合は、同じ金融機関内の借り換えの扱いとなり、所定の手数料が必要となる場合があります。金融機関に事前に確認しておきましょう。

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この記事を書いた人

CFP、一級ファイナンシャル・プランニング技能士

1958年名古屋生まれ、大学卒業後、約20年間旅行会社に勤務。出張先のロサンゼルスでファイナンシャルプランナー(FP)に出会い、その業務に感銘を受け、自らもFP事務所を開業。 その後12年間。どの組織にも属さない「独立系」FPとして、誰でも必要なお金のことを気軽に考えてもらうため「人生を旅に例え、お金とも気楽に付き合う」を信念に、日本で唯一の「人生の添乗員(R)」と名乗り、個別相談業務を行なうとともにセミナー講師として活動している。 また、賃貸不動産の経営もしており、不動産経営や投資の相談にも数多くのアドバイスやプランニングをしている。

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