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増える災害で考える

火災保険のプラン設計で押さえておきたい5つのポイント(2/3ページ)

平野 敦之平野 敦之

2018/10/23

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Point2 火災保険の補償内容

火災保険の補償内容は基本的には各社そんなに大きく変わりません。但し補償プランの組み合わせ方などが違います。一般的な火災保険の主な補償内容は以下のとおりです。

これに「地震、噴火またはこれらによる津波」の補償については地震保険が必要です。

プランの設計とはいうものの、自分で色々選べる損保もあれば、そのようなかたちにあまりなっていない損保もあります。また補償を選べるといっても、例えば「風災・雹災・雪災」はどの損保も一つの補償です。雪国ではないから雪災だけいらないという選び方はできません。

Point3 各社の火災保険の補償設計パターン
損保各社の火災保険の補償設計のパターンは、おおむね3パターンあると考えますが、主には一番はじめの補償の異なるプランを選ぶものが中心です(損保の名称は順不同)。

・補償の異なる複数のプラン(3~6プラン程度)より選択するタイプ 
東京海上日動、損保ジャパン日本興亜、三井住友海上、あいおいニッセイ同和損保、AIG損保、セコム損保、楽天損保

・基本補償(火災、落雷、破裂・爆発等)をベースに必要な補償ユニットを選択するタイプ
セゾン自動車火災、SBI損害保険、ジェイアイ傷害火災 楽天損保のフリープラン

・不要な補償を自分で削るタイプ
日新火災

水災などは補償の要不要が比較的明確なので不要なら除外すると保険料は安くなります。

次ページ ▶︎ | Point4 火災保険の保険期間と免責金額設定 

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この記事を書いた人

平野FP事務所 代表 CFP ®認定者、1級FP技能士、宅地建物取引士、住宅ローンアドバイザー

東京都出身。証券会社、損害保険会社を経て実務経験を積んだ後に1998年から独立して活動をはじめてFP歴20年以上。また相談業務を受けながら、中小企業の支援にも力を入れている。行政機関や大学での非常勤講師、企業研修などセミナーや講演も多数。メディアでの執筆記事も多く、WEBに公開されているマネー記事は550本以上。2016年にお金の情報メディア「Mylife Money Online」の運営を開始。主な著書に「いまから始める確定拠出年金投資(自由国民社)」がある。誰もが自分らしい人生を安心して豊かに過ごすため、「お金の当たり前を、当たり前に。」をモットーに活動中。「Mylife Money Online」のURLはコチラ→ http://mylifemoney.jp

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